下の駐車場から上ると規模が実感できる乾陵(けんりょう)
- 4.0
- 旅行時期:2008/03(約18年前)
-
-
by SUR SHANGHAIさん(女性)
西安 クチコミ:8件
乾陵(けんりょう)は、高宗と則天武后を合葬した陵墓で、西安市街地から90kmほど北西の乾県にあります。
私は西安市街地から1日タクシーを雇い、法門寺、乾陵、乾陵懿徳太子墓、永泰公主墓などを回ってもらいました。高速道路料金込みで600元。一人だと割高ですが、時間をかけて見たい所ではゆっくりでき、途中の道筋でも停まってもらいたい所があれば停めてくれるのがよし。3月中旬には郊外の柳の新緑も美しく果樹園も花盛りで、その様子も見られたのが良かったです。
出先のトイレには紙は無い物と思って、ペーパーやウェットティッシュを持って行くのがいいですよ。飲み物やちょっとしたスナックも仕入れていくと、お店の無い道筋でも困りません。
乾陵全体の復元図を見るとさまざまな建物も記載されてはいますが、今現在残っているのは、小高い岩山の陵墓へと続く参道と、その道筋にある石像や石碑くらい。陵墓のある岩山手前の二つの丘の上にある大きな建造物は近年になってからの復元だそうです。
でも、その陵墓全体のの規模を実感してみたい方は行ってみてもいいと思います。
ツアーで行くと、参道の上の方にある駐車場に着くようですが、私は参道階段の一番下にある駐車場から徒歩で上って行ってみました。左上の画像がその上り始めの階段で、全部で500段以上あります。上の駐車場まで連れて行ってくれるという車の勧誘もありますが、歩くのが苦手な方は最初から上に直行するといいと思います。左手の丘の上に見えるのは、上記の復元建造物。
左下の画像は、階段途中から見下ろした風景で、参道が遠くまでまっすぐ延びているのがよく見えます。緑色のXは下の駐車場。
チケットは上の駐車場そばのブースで買うようになっていました。48元という半端なお値段。
どちらの駐車場にも、食堂や売店、トイレがありました。
右上の画像は、ツアーバスが着く上の駐車場の参道で、石像や石碑が並ぶ部分。このあたりは緩い起伏の参道なので、楽に歩けました。
さらにその先にある陵墓の岩山には遺跡は何も残っていないのですが、眺めがいいので行ってみては?
ただ、途中から岩肌がむき出しの斜面になるので、辛い道になります。滑らない靴で行くのがいいですよ。馬の客引きさんが大勢参道に出ているので、往復料金を確かめてから乗ってみるのもいいかもです。
下段中央の画像が、その岩山の途中から見下ろした風景。赤いXはツアーバスが着く上の駐車場で、緑色のXは下の駐車場。私は下の駐車場から岩山の頂上まで、ゆっくり歩いて1時間かかりました。
ちょっと意外なのは、参道脇に洞窟住居の窰洞(ヤオトン)が見られること。
上の駐車場あたりの参道下にある窰洞(ヤオトン)は廃墟になっているものが多いようでしたが、下の駐車場周辺では、まだ住民がいる窰洞(ヤオトン)も見られました。右下の画像はその一つ。中を見せてくれるお宅もあるので、興味のある方はどうぞ。
最後に10数元程度の手工芸品を持ち出してくるので、見学料代わりに購入するとお互いに気分がいいと思います。
- 施設の満足度
-
4.0
クチコミ投稿日:2008/06/04
いいね!:2票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する