【妹記生滾粥品】エネルギッシュなお粥@旺角花園街街市
- 4.0
- 旅行時期:2008/01(約16年前)
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by 猫熊堂さん(女性)
香港 クチコミ:40件
『妹記生滾粥品』は、生鮮品を扱う市場の上にある、屋台式のお粥屋さん。(シンガポールでいうところの“ホーカー”スタイルですね。)
エスカレーターで4階(現地表記3F)に上がっていく。途中、目の前でスプラッタな光景が展開されていたりする(主に、肉屋さん&魚屋さん)。
クラクラしながらやっとのことで「熟食中心」のフロアに着くと、すぐに『妹記生滾粥品』の看板が目に入る。お店のオバちゃんもニコニコ顔で「ウチに来たんでしょ?はいはい、こっち、こっち〜」(←言葉がわからなくても、顔がそう言っている!)と招いてくれる。
お店の前のスペースに置かれた「いかにも市場の上ですよ」といった感じの丸テーブルと椅子。どこからどう見ても地元の日常食のお粥屋さんの体裁。でも、おばさんが日本語メニューを持ってきてくれる。(漢字のメニューはテーブルの上や柱に貼ってある)。
そう、ここは、“あの蔡瀾(ちゃいらん)さんもご推薦”の、超有名店。わざわざ探して訪れる日本人観光客は私達だけではない、なのだ!!
まぁ、こういう場所であまり冒険するのも何なので、とりあえず定番モノの「皮蛋痩肉粥(HK$20)」「及第粥(HK$20)」「油條(HK$6)」 をオーダー。
まず、お粥をひとくち。第一印象は「ちょっと塩辛い」 でもすぐに慣れ、あとはずっと「おいしい」になる。お粥は、濃度はそう濃くないが、旨味は濃い。割と旨味がシャープな感じ。
及第粥の具は、胃や腸や肝臓腎臓など豚の各種臓物。うぉぉぉぉ〜!なにコレ、具の量が半端じゃない!!大ぶりの切り身が各種類2個以上は入っている。もう、お椀(どんぶりか?)の中で具がひしめき合っている感じ。(笑) しかも。 なんなのォ、この鮮度感!?ピチピチよっ!ピチピチ!火の通り具合が絶妙。ちゃんと中まで火が通っている、けれども、弾力や柔らかさは失われておらず、“これ以上火を通したら固くなる”という一歩手前の状態で止まっている。臓物の旨味やコク、また臓物の持ち味である“大人向けなちょっとしたクセ”はしっかりと生きており、それでいて、まったく“くさみ”が無い。これは凄腕!
油條をちぎって入れると、まろやかさとコクが増す。油條は3人で1皿をシェアしてちょうど良い量だった。
ここん家のお粥は、汗水たらして働く人用の味になっているんじゃないだろうか?気温が高い香港で汗で失われた塩分を補うような味付けなのだと思う。 粥と具のバランスもそうで、器は、他所とそうかわらない大きさだと思うけれど、具がタップリなので、しっかり食べたァ!という感じがする。
オープンキッチン(笑)なので、おじさんがお粥を作っている様子を眺めることが出来る。
お粥と具は別々に調理して、仕上げに合体させる方式のよう。そうでなくては、あの絶妙な臓物の火の通り具合は無理だろう。
環境も含め、「日本の日常とは違う!」という部分がとても面白かった! 市場好きには超オススメ。
行ったのは午前9時少し前。日常の朝食として食べに来る地元のお客さんは一段落したところらしく、テーブルは他に2組程度しかいなかった。観光客が行くタイミングとしては、良かったと思う。
【妹記生滾粥品(Mui Kee Congee)】
住所 : 旺角花園街街市4樓熟食中心11-12舖
電話 : 2789-0198
營業時間 : 06:30-03:00
支払い方法 : 現金のみ
名物 : 鮮腰潤粥 , 牛肉粥 , 魚片及第粥 , 肉丸牛肉粥 , 粉腸肉丸粥 , 魚腩牛肉粥
(評)http://www.openrice.com/restaurant/sr2.htm?shopid=2381
(地図が出ています。写真を載せている評も多い。)
MRT旺角駅から行く場合はB2出口が最寄と思われます。(私達は、ちょっと寄り道してから行ったので、ちょっと迷いました。)
※油條は手でちぎるので、ウエットティシュ(ないしティシュ)持参をオススメします。
※レシートは出なかった。言えばもらえるのかな??
(2008年1月28日の朝食として利用)
- 施設の満足度
-
4.0
- 一人当たり予算:
- 500円未満
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- サービス:
- 3.0
- 雰囲気:
- 3.0
- 料理・味:
- 4.0
クチコミ投稿日:2008/03/05
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