カトウェイク博物館 Katwijks Museum
博物館・美術館・ギャラリー
3.25
施設情報
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漁業で栄えた小さな町カトウェイク・アーン・ゼーのニシン御殿の漁業資料館
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- 旅行時期:2025/03(約10ヶ月前)
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カトウェイク博物館 Katwijks Museum
アムステルダムやロッテルダムの海事博物館は見どころ満載だが海運や造船... 続きを読むがメインなので漁業に関する展示は少ない。そこで、漁業で栄えた小さな町カトウェイク・アーン・ゼーKatwijk aan Zeeの郷土資料館まで来た。おかげでオランダの重要産業であったニシン漁をリアルに理解することができた。
博物館の建物は船を何隻も持つ網元の家だった。北海道のニシン御殿と同様に立派な邸宅。しかし警察署として使われた時期に美しい内装が少しばかり損なわれてしまったらしい。網元の執務室も立派で旦那が漁に出ている妻たちにお金を渡す小窓があったりする。窓の外には子連れの夫人がずらっと並んだとか。
このカトウェイクは多くの画家を魅了し、世界中の画家がこの町に滞在した為、絵画の収蔵品がとても多い。郷土資料館ながら美術館のようである。
画家を魅了したのが所謂「オランダの光」、この空気感と光加減に誰もがメロメロになり、時に息をのむほどの景色に出会うのがオランダ。
日本の吉田博/ふじを画家夫妻もこの地に逗留した。その記事が郷土史に掲載されている。
自分が日本人と気がつかれた学芸員の方が、わざわざ持ってきて見せてくださった。
読むとかなり詳細に書かれている。100年以上前にオランダの辺鄙とも言える漁師町に日本人が滞在していたとはちょっと驚いた。
昔の絵画には漁業に関する絵が多い。砂浜で魚の処理をする女性たちの絵、カトウェイクは遠浅の海で港がつくれず、魚の処理はすべて海辺でおこなう。
船を引上げる時はオイルジャケットを着込んだ男が馬もろとも海に入り、ロープ渡してそれを牽引する。荒波の中、命がけの作業をする男の絵もあった。
カトウェイク博物館には絵画だけでなく、漁業関係の等身大ジオラマ、業業関連備品や船舶模型の展示も多く、オランダのニシン漁をリアルに学ぶことができた。
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閉じる投稿日:2025/04/03
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