2014年夏に訪れたコスタリカのマヌエル・アントニオの海岸の口コミです。
マヌエル・アントニオ国立公園は海岸線が豊か...
続きを読むな地域で、ケポス(Quepos)の町からマヌエル・アントニオ国立公園に向かうと、その右手には白い砂浜とサンゴ礁がある青い海(太平洋)が広がります。
海岸沿い道路脇には、オシャレなホテル〜比較的安価そうなホテルまでが立ち並び、どのホテルからもビーチまでのアクセスも良さそうな感じです。
また、同様の白浜のビーチはマヌエル・アントニオ国立公園内にもあります。
国立公園内のビーチは何カ所かありますが、私達が訪れた時(雨季の8月)は、遊泳可能なビーチは、Playa Manuel Antonio(マヌエル・アントニオ海岸)のみでした。
国立公園外のホテルの前のビーチと国立公園内のビーチ、宿泊するホテルの部屋からのアクセスが良いのはホテル前のビーチですが、海遊びにお勧めのビーチは国立公園の中にあるPlaya Manuel Antonioです。−その理由は、海水の清潔さ。
マヌエル・アントニオ国立公園は、コスタリカの国立公園の中でも観光客誘致のために比較的は早期に制定された国立公園で、国内外の観光客、特にサーファーに大人気の国立公園です。
青い海、沖に広がるサンゴ礁や白い砂浜も見た目には綺麗…なのですが…。
実は、マヌエル・アントニオ国立公園近郊の町は、国を挙げての観光客誘致のために観光業に力を注ぎ過ぎ、町のインフラ整備をおろそかにしてきました。
その結果、立派な観光客用のホテル街はできましたが、町自体の下水道設備等が未だに完璧ではなく、汚水が海に垂れ流しになっている部分があります。
特にホテル街のある側の海岸ではその様な状況が現在も多く残っていて、海水の水質の面から考えると、ホテル街の前の海岸が遊泳に適しているのかは疑問詞がつくところです。
以上の理由から、マヌエル・アントニオ地域でどうしても海に入りたいならば、水質の比較的良好な国立公園内のビーチの方がまだマシである…という状況です。
そして、ビーチで泳ぐときは一つ注意を…。
Playa Manuel Antonioではワニが出ることはそう多くはないそうですが、たまに野生のワニもニンゲンと一緒に遊泳を愉しんでいるそうです。
水質だけでなく、海の中の生き物にも、十分ご注意を…。
また、ビーチで遊ぶ時に注意したいことがもう一つあります。
マヌエル・アントニオ国立公園は野生動物の宝庫で、まるでアトラクションかと思う程、彼方此方に野生生物がいます。
その彼らを【窃盗犯】と呼ばせないためにも、人間側での注意が必要です。
彼らは、その昔に心無いヒトが与えてしまった人間の食料の味を覚えてしまい、隙あらば荷物の中から食品を獲ろうと狙っています。
食料は匂いがしないように密封性の袋等に入れ、猿やアライグマに食べものの在り処を嗅ぎつけられないようにする…。
エコ・ツーリズムの現場で野生の生き物との共存を図るためには、観光客サイドのそんな工夫も必要となります
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投稿日:2014/09/12