地名に海とついてますが、内陸なので「湖」です。しかも、春から夏にかけての雨量が多い時にだけ出現する湖で、普段は広大な牧草...
続きを読む地であり、放牧されている牛や馬、あるいは羊の群れを、馬に乗りながら観光するというスポットです。
日本の牧草地とはスケールの違う広大な草原の開放感は素晴らしく、地味なようでいて、なかなか他では体験できないアクティビティです。雲南は中国人にとってすら地の果てのようなイメージがあるようですが、この地において人と家畜が何百年も繰り返してきた日常の風景が、こんなにもスケールの大きな眺めだったのかと考えると、小さな島国の農耕民の末裔である自分が今ここに居ることの不可思議さを感じました。言葉で伝えにくいのですが、それほど日本人にとっては馴染みのない景色です。
地理的にはシャングリラの北西部に位置する広大な平地で、周囲を山に囲まれ青々とした草原が広がっています。このエリアには、乗馬体験をやっている業者が幾つかあるらしく、ナパ海へやってくれと頼めば、タクシードライバーが適当に自分が知っている業者のところへ連れて行ってくれます(市街から30分弱くらい)。
だだっ広い草原の中を、ガイドが手綱を引く馬の背中に乗って行くだけなので、乗馬テクニックも必要なく、またエクササイズ的な要素も無し。ガイドを頼むときに、幾つかのコース(距離によってわかれるらしい)を提示されましたが、英語もほとんど通じず、よくわからないので、真ん中くらいのコースを頼みました。ガイドのおじさんが手綱を引く馬に揺られること約20分。放牧されるいろいろな動物を眺め、ガイドのおじさんとカタコトの会話を交わしてるうちに、どうやら目的地についたらしく馬を降ろされました。 そこは、やっぱり草原のど真ん中で、なぜソコが目的地かはわかりませんが、たくさんの牛やヤクがのんびりと草を食んでいる所でした。
牛達を監督しているような人影もなく、見える範囲には、数十頭の牛と自分たちとガイドのおじさんだけ。広い空と見渡す限りの緑の大地。開放感あふれる景色の中で、牛や草原の写真を撮りまくり、おっかなびっくりで牛に近づき、童心に帰ってはしゃぎ回りました。帰りもゆっくり馬で帰って約1時間で終了。
タクシー代は、乗馬体験中待っておいてもらって市街地まで送迎してもらって70元(最初100元と言われて交渉してディスカウント)。乗馬&ガイド代は、一人180元と言われたところを値切って一人125元でした。どちらも相場を知らないのでぼられていたかもしれません。
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投稿日:2012/11/25