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ティオ・ルーカス Tio Lucas

ステーキ・グリル

サン・ミゲル・デ・アジェンデ

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ティオ・ルーカス https://4travel.jp/os_shisetsu/10387071

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施設情報

施設名
ティオ・ルーカス
英名
Tio Lucas
住所
  • Mesones 103,San Miguel de Allende, México
カテゴリ
  1. グルメ・レストラン
  2. ステーキ・グリル

※施設情報については、時間の経過による変化などにより、必ずしも正確でない情報が当サイトに掲載されている可能性があります。

クチコミ(1件)

1~1件(全1件中)

  • シティ~サンミケールへ行く予定が・・・汗)

    • 5.0
    • 旅行時期:2002/03(約24年前)
    • 0

    メキシコシティからサンミゲールへ。
    サンミゲールへは4時間の長移動だ。バスに乗る前にチケットのチェックとサンドイッチとド...  続きを読むリンクを選べた。バスは一等席なのでなんとも快適な席だった。足を置く所もあったしスペースは広い。

    車内の映画も終り、ようやくサンミゲールに到着。

    「なんやえらい思ったより早く着いたなぁ~」

    ・・・と荷物を取ってタクシーチケット売り場へ。

    ホテルまで15ペソ程なのに320ペソと言われ
    「え~~~!!??またボッタクリか?」と思っていたら・・・・。


    「ここは、ここは、サンミゲールではなく、ケレタロだった~~~~~~~~~~~~!!!!!」


    私はバスが途中でケレタロで止まるなんて思っても見てなかったので確認もせずサンミゲールだと思いこんで下車していたのだ。

    ケレタロからサンミゲールまでバスで1時間30分かかる。

    ・・・と気づいた時にはもう遅い。バスはもう既に行ってしまっていた。仕方無いから320ぺソ払いタクシーでサンミゲールへ。

    運転手のじいちゃんは愛想が良く私がガイドブックを見ていると、後ろだと本が見にくいからと「助手席においで!」とジェスチャーして見せた。

    そして私は助手席に座りガイドブックを見ていた。
    彼はスペイン語しか話せないのでじいちゃんと無言の1時間ドライブになった。

    いきなり急に暗闇で車を止め、私は「何かされるんちゃうか?」と不安だったが、彼は「寝とけ寝とけ」と手を重ねてジェスチャーしていた姿がなんとも可愛かった。

    じいちゃんはスピードを80キロの安全運転で走っていて、私は「えらい安全運転やなぁ、はよしてや!」と心の中で思っていたが、実は日本はキロだけど向こうはマイルだったのを後から気づいた。

    なので、ほんまはだいたい80マイルで120キロぐらいだった・・・汗)

    サンミゲールに着いて、じいちゃんがまた急に車を止めて「ちょっと待っててや」といい、外にでて勢い良く走ってるタクシーを捕まえた。

    それだけでもすごい事だった!
    彼は「僕はこの辺がわからないからこの先は地元のタクシーにホテルまでつれていってもらい~」と言う風な感じでいくらかのお金を地元のタクシー運ちゃんに渡してくれた。

    じいちゃんは私のほっぺをツンツンと突つき、旅疲れで目はくまだらけ、唇はガサガサ、化粧はハゲハゲ、ほとんどすっぴんの私に彼はこう言った。

    「ベッラボニ―タ!」と(笑)

    運転手は地元のちょびひげ兄ちゃんに代わり、彼は英語が話せたので「君の名前は何?僕の名前は~だよ~」とか「どこに行ったの?」とかそんな話しをしながらホテルまでは、早く着いた。

    ホテルのドアをコンコンと叩き「予約しているものですが・・・」というと、「予約??入ってないよ」と返事が返ってきた・・・汗)

    そのホテルの白人女性は英語ができたので、自分の予約しているホテルの名前を言うと「ホテルカサソウット?ここじゃないわよ。まぁ~タクシーで来たの?仕方無いわね~。OK!私が送ってあげるわ~」と言ってくれた。
    めちゃくちゃ親切な人だった。

    「それにしてもさっきのタクシーのちょびひげったらホテル間違えんなよなぁ~プンプン!!」

    カサソウットまでは車で10分くらいだった。
    その間私は「日本から来たのだ」だの、
    「今日はバスを降り間違えてケレタロからタクシーでいくらかかってやってきた」だの。
    「ティオティワカンにも行って明日はグアナファトにも行く」

    などと愚痴交じりの話しをしていた。
    彼女は「夜は1人で歩く時は鞄を抱えて気をつけて歩いてね!」と優しく忠告してくれた。

    ようやくホテルカサソウットに到着、せめて感謝のチップでもと思い財布を出していたら「NO、NO、ノープロブレム!」といって受けとってくれなかった。
    せめて、ホテルの名前でも聞いておけば良かったなと後悔した。

    自分の部屋に行き、ベッドに横たわり「うぉ~~~~~~ん」と大きく背伸びをして「今日はさんざんな1日だった~~~!!」と自分のおっちょこちょいさにまたまた反省してしまった。

    ここでは終らない、まだまだ続くおっちょこちょいな1日だった。

    ちょっと休憩してから・・・。

    夕ご飯はホテル近くのジャズライヴがあるレストランテへ行くのがこのホテルへ泊まった理由でもあった。

    レストランテは白人が多いせいか、どうやら英語は通じた。ライヴは女性ヴォーカルのバンドで「ロバータフラック」の”優しく歌って”などの有名な歌をやっていたが「SoSo」と言う感じだった。
    食事はタコスと、この旅初めてのアルコール。

    コロナビールを飲んだが疲れていたので頭がくるくる回った。

    タコスはビーンズと私の好きなワカモレ、牛肉のチーズがけなどを少しずつトルティーヤにはさんで食べた。
    トルティーヤは薄く美味しかった。そして食後の紅茶をミルクティーで頼んだが英語は通じるはずなのに何故かレモンティーが出てきた(笑)

    ライヴも終り会計を頼んで財布の中身を見ると・・・。

    「え~~~~~~!!!!!!!ない、ない。ない、ない。」


    「OH!MY GOD!!!!オーマイガッ!!!」と100回くらい心の中で言っていた(笑)


    そう、私はお札を全く持っていなかったのだ。
    あるのは小銭だけ。
    どう考えてもこの小銭だけでは払えなかった。どうやらホテルに着いた時にお金の計算をしていて札を全部ベッドの上に置いてきてしまったらしい。(なんて無用心な・・・汗)

    私の担当に「お金をホテルに忘れた、すぐ近くなので取りに行きたい」と言ったら困った顔をして、レストランオーナーに話しをしに行った。

    「あ~~~まずい!どうしよう??マジで??食い逃げ犯にされて警察呼ばれるかも?」などと私はパニック状態に陥っていた。

    オーナーが私の所へ来て、優しく笑い「セニョリータ、ドントウォーリー、明日でいいよ」と言ってくれた。

    「なんて心が広いんだろう・・・」と私は感動してしまった。

    私は「ここの近くのホテルカサソウットに泊まっているから今から取りに行く」といって風呂屋の下駄箱のようなホテルの鍵を見せた。

    鞄をレストランテに人質として置いておき、急いでホテルに戻ったがホテルの門は閉まっていて、
    「ドンドン!開けてくれ~~~!」と門を叩いた。

    そしたら中から男の子が出てきて開けてくれた。
    「お金を取り、すぐ帰ってくるから門を開けといて!」とジェスチャーしてレストランテに戻り「すいませんでした~」と謝って会計を済ました。

    オーナーはビールをガブガブ飲みながら「お金はあったかい?楽しんでね~」などと言ってくれた。

    再び、ホテルに戻ると開けてっていうといたのにまた閉まっていた(笑)
    どうやら私のジェスチャーがわからなかったようだった。

    またまたドンドンとドアを叩き「開けてくれ~~~!!と(笑)」



    食い逃げ未遂罪の私に締め出しの刑が与えられたようだった。
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    投稿日:2007/06/13

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