常家大院

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• 太原から平遥への移動の途中で晋商の豪邸を見て回る。―常家大院

  • 4.0
  • 旅行時期：2008/06（約18年前）
  • 3

  by SUR SHANGHAI さん（女性）

  山西省 クチコミ：7件

  

  by SUR SHANGHAIさん（女性）

  山西省 クチコミ：7件

  山西省の晋中平原には、明・清時代に栄えた豪商（晋商）たちの豪邸が数多く残っていて、その豪商の姓を取って○家大院と称され、一...  続きを読む般に公開されているものもあります。注：　晋というのは山西省の別称です。
  省都の太原から世界遺産にも登録された古都平遥周辺にかけてもそんな大院がいくつもあるので、どれか寄ってみるといいと思います。
  太原⇔平遥の日帰りバスツアーでは、途中にある喬家大院へ寄るケースが多いようです。これは、喬家大院が見学にちょうどいい大きさと言うほかに、鞏俐（コン・リー）主演の映画『大紅灯籠高高掛（邦題は『紅夢』）』のロケが行なわれたからという理由があるようです。
  ちなみに太原−喬家大院−平遥−太原の日帰りコースをタクシーで頼むと、０８年６月上旬では往復で４００元（通行料金、駐車料金含む）が相場の言い値のようです。
  
  私は太原から晋中市車輞村の常家大院−太谷県北洸村の曹家大院（三多堂）−祁県喬家堡村の喬家大院−祁県の町なかにある渠家大院を回り平遥に行ってみようと思っていたので、太原から平遥までの全行程をタクシーを雇って行ってみました。
  往復ではないのですが、寄ってもらう場所や運転手さんの待ち時間も多く結局一日がかりの移動だったので、通行料金、駐車料金、それに運転手さんへのチップも含めて４５０元支払いました。
  常家大院の規模が思いがけず広大で一通り見て回ると２〜３時間かかるほどだったので、上記のプランだと見学場所が多すぎたと反省。
  私の個人的感想では、見学するのは規模の大きい常家大院と、鞏俐（コン・リー）の映画で有名な喬家大院にして、太原から平遥までのタクシー料金を交渉してみるといいのではないかと思います。
  
  常家大院　所在地：晋中市車輞村　太原から車で小１時間。チケット６０元。
  常氏の始祖は明代に車輞村に移って来た羊飼いだったのだそうですが、清代に入って７代目が晋商になってのち、徐々に中欧との茶貿易で栄え始めたのだそう。
  畑の中に突然現れる城壁に囲まれた常家大院はその規模にびっくり。見学用に開放された部分だけで、庭園を含めると１２万?あるのだそう。細かく区分けされた城壁内部に造られた家屋の部屋数は１５００を超えると言う話で、個人の邸宅と言うより一つの町。裏手にある庭園も広大の一言で、一通り見て回ると３時間はかかるというのも納得。敷地が広大すぎる上、もらった絵地図を見ても現在位置が分かりづらいので、チケットを買う時に＋４０元でガイドさんを雇って行くのが正解のような気がします。
  
  左上の画像　常家大院の入口城壁。駐車場やチケット・ブースはここより手前にありました。
  左中央の画像　常家大院の城壁内部に入ると、突き当りとなる反対側の城壁まで延びる数百ｍの長〜い道があります。見学していく廟や家屋、庭園などはこの画像だと全部道の右手にあります。
  ここでもドラマなどのロケが行われたようで、それらの紹介も壁に大きく紹介が出ていました。
  飲み物を売る売店はこの道筋くらいにしかなかったのでご注意を。簡単な食堂くらいは数軒ありました。
  トイレは敷地内に多数あるので焦ることはないと思いますが、ペーパーやウェットティッシュは持参するのがよし。
  左下の画像　細かく区分けされた城壁内部の家屋群は、細い通路とも結ばれているので迷路のよう。家屋の細部の彫刻や装飾を見てみるといいですよ。家屋は保存状態がよいものには内部に常家の歴史を示す文物などの豊富な展示がありました。
  右上と右下の画像　広大な面積を持つ常家大院の庭園。灰褐色の家屋群を見た後でここに来ると目が癒されます。この０８年６月上旬にはボタンやバラの花は終わっていて、代わりにスイレンの花が見頃でした。
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  投稿日:2008/07/30

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