※券売機のメニュー画面が変更され運賃も値上げされたので、最新情報に更新しました(2013年2月現在の情報です)。
デ...
続きを読むュッセルドルフ空港から市内へ行くにはタクシー、バスなど様々な手段がありますが、おすすめは電車(SバーンのS11線)です。
■市内の中心、デュッセルドルフ中央駅までわずか12分と早い
■運賃は2.50ユーロと安価
■ピーク時10分間隔、夜でも30分間隔と本数が多い
■空港ターミナルの地下に駅が直結していて移動しやすい
と便利なのですが、切符の買い方や乗り方が日本とは大きく違うため、はじめてだと戸惑ってしまいます。そこで写真付きで解説します。
まず、空港には2つ駅があるので注意が必要です。
1.空港駅(Dusseldorf Flughafen)
主に空港から直接、他の都市へICEなどを使って行く際に利用します。空港の外に位置しているためターミナルからモノレールを使って行く必要があります。乗車時間は6分間です。空港駅には、ICE、IC、RE、ERB、RBなど各列車と近郊電車のS1が発着しています。
2.空港ターミナル駅(Dusseldorf Flughafen Terminal)
空港ターミナルの真下に駅が直結しているので直接歩いて行けます。発着しているのは近郊電車S11のみで、ここが終点です。Dusseldorf中央駅など市の中心部へ行くのには、こちらが便利です。
今回は、このS11を利用して中央駅まで行くための切符の買い方を例として説明します。
空港ターミナル駅に行くにはSバーンのマーク(S11)の標識を見つけて辿っていけばOKです。一方で、空港駅に発着する(S1)の標識もあります。S11とS1で一字違いですから間違えないようにしてください。
【写真1】
駅に着くと改札がないことに気がつくでしょう。ドイツでは自由にホームに出入りできますので、切符を買わなくても電車に乗れます。しかし、車内での抜き打ち検査が頻繁に行われており、見つかると高額の罰金を徴収されますので必ず切符を買いましょう。
【写真2】
注意すべきは、買った切符は打刻機に通して時刻を刻印してから乗車しなければならない点です。これを怠るとたとえ切符を所持していても罰金の対象となります(ICE等で列車が指定されている切符など例外もあります)。
次に、切符の説明ですが、ドイツの場合、各地域別にゾーン制の運賃制度が設けられています。Dusseldorf地区の場合、空港と中央駅の間は運賃ゾーンA(Price zone A)が適用され、運賃は2.50ユーロです(2013年1月より2.40ユーロから値上がりしました)。
ドイツのゾーン制運賃のよいところは、ゾーン内ならば目的地に着くまで電車、地下鉄(Uバーン)、トラム、バスなどの公共交通機関を無料で何回も乗り継ぐことができます。日本のように電車からバスに乗り換えると別途運賃を支払わなければいけない、ということがありません。空港から市内中心部のほとんどの場所へ、ゾーンAの切符を1枚買うだけで行くことができます。※時間制限がありゾーンAの場合90分です。また、急行・特急列車(IC、ICE)には乗車できません。
では、実際に券売機で買う手順に入りましょう。
【写真3】
1.ドイツ語表示を英国旗をタッチして英語に切り替えます。
【写真4】
2.ローカル切符のメニューを選択します。ここで注意することは、デュッセルドルフ地区を管轄する運輸連合VRRとケルン地区の運輸連合VRSのメニューが時間差で交互に表示されるので、VRRと表示された時にタッチしないといけないこと。これを間違えると正しい切符が買えません。ここがトリッキーなので画面をよく見てタイミングを計らってタッチする必要があります。
【写真5】
3.画面の右にVRSと表示があったらタッチするタイミングを誤ってしまったので「Back」をタッチして元の画面に戻ってやり直しです。
【写真6】
4.この画面が出れば正解です。ゾーンAの切符を買うので「Single Ticket A Adult」を選択します。
【写真7】
5.すると運賃が表示されますので確認して、お金を投入すると切符が出てきます。
【写真8】
6.出てきた切符はオレンジ色の打刻機に入れてタイムスタンプを刻印してください。これをしないと切符を持っていてもキセル扱いとなり40ユーロの罰金を徴収されます。刻印された時刻から90分間この切符は有効となり、ゾーンA内なら乗り継ぎ自由となります。
【写真9】
7.電車がホームに到着しているのにドアが開いていない場合、ドアについている緑のボタンを押すとドアが開きます。降りる時も、ボタンを自分で押さないとドアが開きませんので注意。
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投稿日:2010/08/09