オークランド博物館は、南半球では最大級という規模の博物館。入場料は5NZドルの寄付制だというのが申し訳ないほどの質の高い展...
続きを読む示内容でした。
市内14ヶ所を回るエクスプローラー・バスもここに寄るので行ってみるといいですよ。
私は2時間程度を予定して行きましたが、マオリ文化パフォーマンスも含め4時間以上展示に見入ってしまいました。
正面入り口のほか、駐車場やエクスプローラー・バスのバス停は裏手の別の入り口側にありました。
館内や展示品の撮影はOKなのでカメラ持ち込みはできますが、バッグなどの手荷物は1階のロッカーに預けるようになっています。ロッカー室は、上記2ヶ所の入り口付近にショップやカフェと並んでいました。
ロッカー室には左上の画像のようにロッカーがずらり。画像のものは街歩き用バックパックなら二つは入る大きさ。大きめサイズのロッカーもありました。
荷物を入れたら、扉裏側に付いているコイン入れに1NZドルのコインを入れて閉め、鍵をかける仕組み。鍵を失くさないようにご用心。
コインがなかなか入らないロッカーもありましたが、それはコイン入れが満杯になっている証拠。無理に入れようとせずに、別のロッカーを使いましょう。
オークランド博物館は3階建て。特別展の情報もhttp://www.aucklandmuseum.com/ (英語版)で調べていきしょう。この時はティラノサウルスのT REXの特別展もありました。
普段10時からは無料のガイドツアーもあるということです。
ここではそれぞれの階の常設展の中から個人的お勧めを書いておこうと思います。
●1階では、中央に大きくスペースが取ってあるMAORI COURT。見事に装飾されたマオリの家、舟、彫刻類が見応えあり。
年間を通して11時、正午、1時半に行われるというマオリ文化のパフォーマンスもこのMAORI COURTそばにある小劇場で行われます。
これは30分ほどで25NZドル。事前に受付けでチケットを買っておきましょう。
パフォーマンスの時間が近づくと、民族衣装を着けた男女スタッフがホラ貝の音色の合図とともにMORI COURTに登場し、ちょっとした説明+チケット確認後に劇場の中に入って行くようになっていました。出来れば一番前の席に座るといいですよ。
内容はワイアタ(歌)のほか、木の棒を数人でお手玉のように投げあう遊戯、ひも付きの玉を自在に操るポイダンス、最後にはハカ(戦闘の前の踊り)で迫力あり。マオリ文化のパフォーマンスをここで見て行くのもいいと思います。
●2階では、火山関連の展示のあるVOLCANOESのコーナーがよかったです。火山が多いニュージーランドだけあって内容豊富。
左下の画像の家の中では、窓から見える海の底の火山が爆発して町は全滅という映像が見られます。もちろんフィクションなのですが、途中で実際に家が揺れ動くのもリアル。入り口のランプが緑になってから中に入りましょう。
●3階は、ニュージーランドが関わってきた古今の戦争関連の展示。
その中のZEROというスペースには本物のゼロ戦が展示されてあってびっくり。ここの展示品には英語と併せて日本語の説明もありました。その説明によると、展示されてあるゼロ戦は1943年に製造されたとみられるA6M3モデル22型機。最初はソロモン諸島のブーゲンビル島に配備されたらしいのですが、1943年11月に爆撃による損傷を受けたあとは放置され、一度も戦場を飛ぶことなく終戦を迎えたのだそうです。その後はニュージーランド軍の手に渡るなどの経緯があって、オークランド博物館に寄贈が決まったのは1947年なのだそう。その後も点々と保管場所が変わったようで、博物館に届けられたのは1959年になってからだそうです。
そのほかにも日本軍人紹介、遺留品なども多少展示されていて、私はここで初めて千人針の実物を見ることが出来ました。千人針というのは、出征兵士の生還を願って作られたトラの絵などの縫い取りのある布のことです。
所在地: DOMAIN DRIVE, AUCKLAND DOMAIN ヒルトン・オークランドあたりからだと車で10数分の高台にあります。
サイトはこちら。http://www.aucklandmuseum.com/
クリスマスを除いて無休、開館は午前10時から午後5時。
私は行く時には車で送ってもらいましたが、帰りは博物館裏手の入り口の乗り場からエクスプローラー・バスでスカイ・シティまで行きました。車内でもチケットが買えて5NZドルでした。この時は午後4時半に博物館を出る便が最終だったのでご注意を。このバスを使う方は、詳細を確かめるのがいいと思います。エクスプローラー・バスの日本語版サイトはこちら。http://www.nyuujitanken.co.nz/akl/ExplBus.htm
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投稿日:2009/02/18