最悪のホテル

女房と娘の3人でホーチミンに観光旅行を12泊で計画した。日本語が話せるホテルと言う触れ込みなので、行く前にあれこれマネージャーにメールで聞いてみて、これならと予約した。しかし到着しても待てど暮らせど本人が現れない。フロントに聞いても良く判らない。

ホテルでメールすると「日本人スタッフを紹介します」とインターンシップの学生を紹介された。用事があれば学生に電話して聞いて、調べた後に電話か直接部屋を尋ねて答えてくれる。これが日本語対応の仕組みらしい。

こちらは常時ではないが、フロントに日本人が居るとばかり思っていた。「まあ良いか」と思いつつ「顔くらい見せたらどうですか」と言うと、「昨年の11月に退社した。それ以前の客なので、メールで答えている」との返事。

驚いてインターンシップの学生に聞いてみると「知らない。何も聞いていない」と言う。彼も1ヶ月でこのホテルを離れるらしい。「その後はどうなるんだ」と聞くと「またマネージャーが戻ってやる」と訳の判らないことを言う。

ここでプツンと切れた。その時点で過去のあれこれ考えるとインチキと嘘ばっかり。とうとう姿を現したインチキ野郎は26歳の若造で「キャンセル料は頂きません」と確約して2日後にドンコイ近くのホテルに移った。

まあこれがベトナムと言うのか。今回の旅行で嫌と言うほどベトナムを味わったが、日本人までベトナム化するのは、如何なものだろう？