辛口批評するほど悪くはありません。

平日3泊4日、最終日１泊が無料というプランで、ＮＹから申込み利用しました。この時期はパッケージプランはありませんでした。

他のサイトで、施設内がカビ臭いとありましたが、これは本当です。しかし、通年を通し湿度の高いリゾート地域のホテルでは、大変よくある事です。南国ではたまにこういう施設に当たっても仕方ない、と思っておいてください。
特に施設の外観に関し、趣味が悪いなどとは感じませんでした。外出時でも判り易くて有難いと思いました。南国チックでアリだと思います。
サービスも、他の方が言うほど悪くはありませんでした。皆さん人懐こく、気さくに挨拶もできますし、働く事に一生懸命でした。元々そういう国民性の様です。ツアーガイドさんによれば、カンクンの地元の方々は日本人にとても友好的で、大切に扱ってくれますので、気持ち良く滞在する事が可能なのだそうです。私達もとても楽しく過ごす事ができました。時々英語の判らない従業員もいるので、そういう場合には気分を害する事があるかもしれませんが、悪気はない様です。
ただ、「ホテルのプレゼンテーションを聞いてください、粗品を差し上げます」とフロント近くで連日勧誘があり、短いバケーションで訪れていた私達には煙たい限りでした。英語ができる連れでも、あのメキシコ訛りな英語を聞きとるのは難解でした。ただし、あれをクリアすると「ドリンク無料券」が貰えるんです。

部屋は狭めですが、割と可愛いです。予約時に希望していた為、オーシャンビューで冷蔵庫のあるお部屋でした。
バルコニーにはソファとクッションがあり、海を臨みながらのんびり寛げます。
クイーンサイズのベッドが２つ、寝心地も良かったです。
冷蔵庫はミニバーになっていますが、500mlペットボトルなら4本は余裕で入りました。ホテル目の前の幹線道路を渡った所にあるコンビニで、水を調達すればバッチリです。
（冷蔵庫が無いホテルもあるので、事前に確認する事をお勧めします）
ちょっと判りづらかったのですが、エレベーターホールの横、非常階段扉の裏に製氷機があるので、入浴後に冷たい飲み物を飲めたのは有難かったです。部屋にはトング付きでアイスボックスが置いてあります。
マグカップはありませんが、グラスが2種類4個。コーヒーとコーヒーメーカーは、きちんと置いてありました。もし無ければ、フロントに連絡すればちゃんと対応してくれるハズです。

洗面所兼ドレッサーはバスルームとは別で外にあり、鏡は複数あり、やや広めです。トイレはバスルーム内で、少々窮屈です。バスタブ有のバスルームで、湯量は申し分ないです。タオルも沢山用意されているので安心です。
ドライヤーは古い物でしたが、風量はパワフルでした。

食時は最終日だけ、ビーチサイドのオープンカフェレストランを利用しました。バッフェ形式ですが、テーブル上に置いてあるメニューリスト数種類分も含まれており、どれかを選択できるのは面白いと思いました。量は多め、アメリカ人向けメキシカン料理という感じ。ただし、「卓上メニューも含むバッフェ」という説明添えが無いので、お客様の半分近くが混乱していた様に思いました。ホテルなので、ケチではないという事に気づけば解決できます。
他は、コンシェルジュにシーフードの食べられるお店をという事で3ヶ所ほど候補を挙げてもらい、連日ホテル外で食事をしました。各店舗のメニューを見せて貰え、予約も代行していただけます。コンシェルジュは利用価値アリです。高い所ほどイマイチでしたが、３店の中で敢えて「モガンボ」だけは固有名詞を挙げさせていただきます。パエリヤがあります。

空港からホテルへは２０分少々。リゾートエリア内のショッピングモールへはホテルからバス（一律７ペソ）で２０分ほど、タクシーだと１０分ほどです。ですので比較的静かに過ごせます。もしショッピングモールの近所を望まれるなら、お勧めはできません。バス停はホテルの目の前ですが、乗り方は事前にWebやガイドブック等で検索しておいた方が懸命です。
それと、部屋の外部の音がバッチリ入って来るので、お部屋で終日静かに過ごすことは望めません。日本人以外の観光客は、ドアの開閉や痴話話時の声のボリュームには無頓着なので、念頭に置いておいてください。

カンクンは基本的にチップ不要のエリアだそうなので、日本人には良いかと思います。お料理も大味ではないので、辛い物を避ければなかなかイケる方です。マヤ遺跡ツアーには、日本語ツアーガイド付きプランの方を。内容が判らないと絶対に面白くありません。そして想像以上に奥が深く、遠いですが一見の価値アリです。
海外、特に経済的に発展途上の国では、何もかも、日本の施設のサービスと同等と考えず、多くを希まない事です。