Kaleido Lodge Yukonのクチコミ

日本の旅行会社STワールドが経営するロッジで、スタッフも全員日本人。ホワイトホースから車で30分ほどの郊外の森の中にあり、日が沈むとあたりはまっくら。庭に出ると、日中は雪をかぶった雄大な山並みが、夜は満天の星空とオーロラ（※出現すれば）を見ることができます。

オーロラツアーは、街中のホテルに泊まって夜に郊外の観賞施設まで車で移動するタイプと、郊外にあるロッジに泊まって夜はいつでも自由に外に出て観賞できるタイプの2種類がありますが、郊外型を選んで正解だったと思いました。オーロラはなにしろ自然現象なので、いつ現れるかわかりません。夜間（起きていれば）いつでも観賞できる郊外型のほうが見られるチャンスは大きいと思います。

それと、今回の滞在中オーロラが出現したのは真夜中過ぎ〜明け方の時間帯が多かったです（1日目：午前1時過ぎ、2日目：午前2時半頃と5時頃。3日目：曇りで見えず。4日目：午前3〜4時頃）。観賞施設に行くタイプだと、遅い時間帯にオーロラが現れた場合は見ることができません。オーロラ予報アプリを見ていると、夜の早い時間帯だとオーロラが見えるエリアはホワイトホースから見てかなり東に離れていますが、夜が更けるにつれそのエリアが段々西に移動してきて…という感じでした（あくまで今回の私たちの滞在期間中の話ですが）

ロッジについて。建物内は暖房が効いていてとても暖かいです。半袖1枚でも過ごせそう。レンタルの防寒着（ジャケット、パンツ、手袋、ブーツ。ツアー代に含まれる）があるので、夜間のオーロラ観賞時にはそれを着ます。暖かいですが、ジャケットが重くて着るとずっしり…（ダウンなのに）。レンタル防寒着に帽子は含まれないので、毛糸帽などがあると良。ブーツは防寒用の厚手のがっしりしたものですが、それでも長時間外にいると足先が冷えてくるので、靴用ホッカイロもあると便利。

スタッフさんはワーホリでカナダに来ている若い方ばかりでしたが、どなたもテキパキと働き、こちらのリクエストや質問にもいつも笑顔で対応していただいて、とてもありがたかったです。日本語も（もちろん）通じるし、海外に来たけど海外に来た気がしない…！

この他、部屋や共用キッチン、食事などについては旅行記に詳しく書いたので、そちらを参照していただければと思います。

余談ですが、私達は今回クラブツーリズムでこちらのロッジに泊まるツアーを予約しましたが、もともとSTワールト経営のロッジなので、予約するならそちらからのほうがよいと思います。ツアーの種類や出発日が豊富で、バンクーバーに1泊するツアーなどもあります。また、クラブツーリズムでは飛行機の座席の事前指定はできませんでしたが（プレエコやビジネスクラスの指定は可能）、STワールドだと一人片道2000円で窓際、通路側、並び席の確保などができるようです。なんでクラブツーリズムはできないんだろう…？

カレイドロッジに５泊６日し、年末のオーロラ鑑賞に挑みました。

同じ宿にひたすら５泊で夜は空を見上げるだけでしたので日中は退屈するかと思いましたが、日中のオプショナルツアーは何かしらが黒板で掲示されていて参加が可能でしたし、スノーシューをレンタル（10ドル+TAX　/２時間）すれば、ロッジ近くの氷結したシャドーレイクまでのスノートレックも可能で、日中に暇を持て余すということはありませんでした。

ロッジ主催のOPでのおおすすめは犬ぞりマッシャーのHANSさんが操舵する犬ぞり体験。かなりスピード感のある犬ぞりで、これはロッジの宿泊者のみしか申し込めないため宿泊者にはおすすめです。

宿の夕食は５食ともメニューが異なりどれも美味しかったですが、時に美味しかったのが鮭のホイル焼きやメープルポーク。ただ、夕食は量も多くオイリーな料理がメインで若者向けな部分は否めません。途中に和食的な要素が１日でもあると胃にも優しく、うれしかったかな…という部分もあります。

スタッフの方は皆さんフレンドリーで、オーロラ予報のアプリの見方を教えていただいたり、ティーピーでは写真を撮っていただいたり、オーロラが見えた日も見えなかった日もスタッフの方たちの見えない心配りを感じました。

冬は外気はマイナス10～20度以下まで下がりますが、ロッジ内は湿度も気温も完璧にコントロールされていて、極暖下着を着用していたら汗ばむほど。客室の中は半袖のTシャツOKな室温で、室内では寒さは全く感じませんでした。

滞在最終日は夕方の飛行機でしたが、11時のチェックアウト後は15：30まで食堂の机をお借りでき時間を有意義に過ごせました。

私たちはオーロラが出ている日は23時から翌朝4時過ぎまで観測を続けましたが、これだけ長い時間オーロラを見続けることができるのはロッジ滞在のメリット。
ホテル滞在型のオーロラ観測よりは格段に費用は高くはなりますが、オーロラを目的に訪れるならば、ロッジ滞在型に采配が上がると思います。

日本の旅行会社STWが所有運営を行っているロッジでスタッフも宿泊者も日本人ばかりで、普通に話せ食事付きでもちろん日本食での夕食で若いスタッフの方々が一生懸命に作ってくれます。毎食の料理も美味しく、量も十分にあります。宿泊者の方々はバンクーバーから来られている学生さんや働いている若い方が多く夕食後オーロラが出るまでの間もリビングで和気あいあいにぎやかに過ごすことも出来ます。防寒着も全て用意されており、部屋にいてもオーロラが出現した時は声をかけてくれます。ロッジのバルコニーや庭先に出てオーロラを見る事が出来、待つ間もすぐロッジの中に入れ暖をとる事が出来るのでオーロラ鑑賞には最高の条件が揃っているお薦めの場所です。もちろん空港からの送迎や日中のアクティビティも有ります。