映画『マレーナ』の雰囲気を求めシラクーサに行くことを決め、小さい街ですが宿泊(連泊)することにしました。泊まるならオルティージャ島内で、古い街の雰囲気を部屋でも感じられるところを探しここに決めました。
シラクーサへは電車で着き、駅からタクシーで向かいました。
B&Bは初めての利用で何かと不安がありましたが、滞在中何も不自由を感じず、快適に過ごすことが出来ました。
2泊の滞在でしたが、お部屋の掃除もタオルの交換も毎日され、多分事前に希望すれば利用できそうなキッチンもあるお部屋でした。
ダイニングから出られる東に面したテラスからは、低層の建物の屋根の先に海が見え、朝には日の出を見ることができます。
観光に疲れ一旦ホテルに戻り、テラスの椅子に座りボーっと海を眺めていても、何が見える訳でもないのですが、遠くの建物の修復作業中の人の声や裏通りを歩く人の足音が心地よく聞こえ、とても贅沢な気持ちで過ごすことができました。
夜は更に静かになり、波の打ち寄せる音が微かに聞こえてたような気がします。
こんなに静かな部屋ですが、ホテルを出ると細い小道にステキなお店や飲食店が点在していて、寂しい感じや不自由はしません。
ホテルの方が「島内は安全」とおっしゃってましたが、夜食事を終えてほろ酔い気分で大聖堂から歩いて帰ってきても、通る道に不安を感じるようなところはありませんでした。
ただ夜はホテルの方がいなくなるので、大きな木の扉の鍵を開けて入らなければなりません。
オルティージャ島の真ん中辺りに位置するこのB&Bは、かなりお勧めです。