ランパーン随一の格式を持つホテルであろうことは想像できていましたが、その施設はまさしく高級感溢れるものでした。12時前でも問題なくチェックイン、客室までのエスコートありでしたが、手の空いているスタッフは各所でのんびりと、まぁ良くも悪くもタイ風です(笑)。さて圧巻の造りのロビーを抜けて裏口を出れば緑の一角、そこにはランナー風のレストラン、大きなバンケット施設、そして池までも設えられていました。客室は最もスタンダードなクラシックルーム。表示面積は32平米とありましたが、感覚的には25平米ほど(計測方法にもよるのでしょうが…)に感じました。また経年劣化もありますが、ただチーク材(たぶん…)を用いた質感は素晴らしいものでした。例えていうならチャオプラヤ川沿いのシャングリラやオリエンタルなどと同じエッセンスといえます。窓が少し開けられるのも良かったです。また私の客室からは山並みが楽しめましたが、廊下の反対側の客室は隣の建物ビューになりそうなので、予約時にリクエストした方が良さそうです。立地は観光の中心地であるワン川周辺からは離れていますが、ランパーンはさほど大きな街ではありませんので、Grabなどが使えるならば、近くにはセントラルプラザやロータスなどもあって、それなりに便利だと思います。このホテルで今一歩だったのは朝食です。タイ・アメリカ・中国の3種類のセットメニューからの選択になり、タイメニューからご飯と牛肉の煮込みセットを選びました。味は悪くないのですが、ジュースと果物が付くだけで、やはりホテルの朝食としては物足りなさを感じました。