リスボン観光の「へそ」と言えるバイシャ地区のロッシオ広場に面して建つホテル。
といっても、とてもこじんまりとしているので、入口はとても小さくて、見落としてしまいそうなぐらいです。
フロントも、「受付」といった程度ですが、そこで対応してくれるスタッフはとても優しく親切で、とても明瞭な英語を話します。
到着日は午前中だったにも関わらず、日本から到着したところだと言ったら、掃除が終わった部屋があるからと、チェクイン時間前に通してくれました。そして、翌日から3日ほどポルトに行き、その後このホテルにまた3泊する事を話すと、大きなスーツケースを2つ預かってくれ、3日後に戻ってきたら、既にお部屋に荷物は運ばれていました。
また、湯沸かしポットを借りたいと話すと、すぐに部屋へコーヒーカップ2つとともに届けてくれました。外国のホテルは何か頼むと、それが届くまでとても長く待たされるのが常ですが、10分しないで届けてくれてビックリ。
ホテルの規模は小さいですが、ホスピタリティは最大級です。
お部屋は、デザインはおしゃれなのですが、スーツケースを広げるのに苦労してしまう感じの広さで、収納スペースもほとんどなく、都心ならではの残念な感じです。もちろんバスタブもないですし…。でもシャワーからは熱いお湯がたっぷり出ますし、お掃除は行き届いています。
朝食も品数はあまりありませんので、そのへんは期待しない方が…。
でも、ホテルの周りはカフェだらけ。ホテルの前には、カフェのテーブルが並んでいますから、まるでホテルのレストランのように使うことができますし(ホテルのWiFiが通じるほどの場所です)、ホテルの裏には、スーパーもあり、店内でチキンをぐるぐる回して焼いていますので、作りたてのお惣菜を買ってくることもできます。
アルファマ地区も、バイロアルト地区も、もちろんバイシャシアード地区も全て徒歩圏内。世界遺産のベレン地区にあるベレンの塔やジェロニモス修道院へは徒歩3分のフィゲイラ広場から始発の市電に乗っていけますし、タクシーでも12ユーロ程度です。
こんなに便利でスタッフが親切なら、多少手狭な部屋も気にならないから不思議です。
またリスボンに行くことがあったら、是非利用したいホテルです。