ツアーで2泊。イスタンブールの欧州側、マルマラ海に面した17階建て。客室数284、2015年開業。
入口で荷物検査がある。さすが高級ホテル。
アサインされたのは4階、Twin Room(35㎡) 。目の前は大きな公園(Baruthane Millet Bahçesi Parkı)、少しだけ海も見える。
部屋はベージュにダークブラウンの落ち着いた内装、ベッドはセミダブルが2台。
バスルームは広い。バスタブは大きく、シャワールームも別にある。トイレもドア付。ベッドルームとの間にはすりガラスのドア。直接、行き来ができる。
浴室はバスタブ(Bette)と洗面ボウル(Villeroy & Boch)の白さが際立つ。どちらも日本ではあまり聞かないが、ビレロイ&ボッホはハプスブルク家御用達の陶磁器メーカーで、マイセン、ロイヤルコペンハーゲンと並び称されるほどらしい。バスアメニティはPharmacopia。Hyatt Regency 御用達のカナダのブランド。
テレビ(42型)は壁掛け。楕円形のライティングデスクに椅子1脚。サロンスペースは、窓際に一人用ソファと円形テーブルがあるだけ。浴室が広い分、しわ寄せが来ている。とはいえ、全体として35㎡は十分な広さ。
無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、スリッパ、バスローブと、設備・アメニティーは十分。ただし、歯ブラシはなく、ティッシュペーパーも洗面所にのみ。USBがベッドサイドに2個づつあるのは便利。
マグカップ、グラス、ワイングラス(各2)やウイスキーグラス(1個)もあるが、ミネラルウォーター(1人1本)、インスタントコーヒー、ティーバッグ以外は有料。それはいいとして、有料飲料で冷蔵庫が一杯で、空きスペースが少ないのは不便。
朝食(6:30〜)は1階「Brizo」で、ビュッフェ形式。テーブルの間隔も十分、ビュッフェテーブルにも余裕があって、食事はしやすい。料理の種類も豊富、オムレツも注文できる。コーヒーもスタッフが注いでくれる。屋外にはテラス席もあるので、リゾート気分も味わえる。
入口のセキュリティや部屋の造り、レストランでのサービスなど、さすがHyatt、期待を裏切らない。ただし、旧市街からのアクセスは車がないとちょっと不便なので、高級ホテルの激戦地、イスタンブールにあっては、決め手に欠けるのも確か。朝食付きで約2万という料金も悩みどころ。