せっかくのリゾート気分も台無しに。このホテルは数年前に改装しているが、改装したのは約9割で後の1割は放置。多分普段の稼働率見合いしか改装しなかったのだろう。だから価格設定も二つに分かれていて、意味不明に2割やすい部屋が設定されている。一人旅なので安い部屋でいいやと思ったのが大間違い。部屋には電話がないので苦情は毎回徒歩5分のロビーへ。回線はあるから受話器が無いのだ。さらにクーラーのリモコンがない。
温度設定と風向き調整が出来ないので、部屋を変えろと交渉するが満室ゆえ明日まで待てという。毛布をもらって帰室してテレビをつけるが、テレビが見えない。またまた修理工にきてもらうためにロビーへ。売店でビールを買って冷蔵庫で冷やそうと冷蔵庫を開けると水が腐っている。電源が抜いてあって、冷凍庫の霜が溶けて腐敗したのだろう。どれだけこの部屋を長期間使っていないのかが概ね推測がつく。
冷蔵庫を自分で掃除してビールを冷やして、レストランに夕食に行くと、ビュフェ50リンギとめちゃくちゃ高いので、バーメニューのスパゲティ24リンギットを注文。上手くは無いがまずくはない。食事後部屋に戻ってカーテンを閉めようとすると閉まらない。カーテンレールが外れているのだ。これでついに堪忍袋の緒がきれて怒り爆発。20分の交渉の末、改修済みのまともな部屋が出て来た。
ちゃんとルームフォンもあるし、リモコンもあるしテレビもつくしカーテンも閉まる。こんな普通のことでここまで嬉しい気分になることも珍しい。多分、改修していない方の安い部屋は普段はほとんど使用しておらず、改修済みの部屋の設備故障時の予備品在庫とかしているのだろう。それが、年に数度の超繁忙期のみ客に提供しようとするから問題になる。
マネージメントがどこまでこの事実を知った上でやっているかは知らないが、管理上相当問題があるホテルだと思う。このホテルの書き込みの評価が上から下まで平均的にバラつくのは、安い部屋を選択した客がボロボロの評価をする一方で、まともな部屋を借りた人には文句が少ないからだと思われる。その他、伝えておくことは二つ。。このホテルのお風呂は飾り物です。お湯は出ません。ホテルのボイラーは何年も前に朽ち果てています。
水浴び可能ですが、サビの味がします。シャワーはお湯が出ますが、シャワールームの壁に後付けした給湯器からなので水圧は弱いです。ダイビングショップはありますが場末感が強いです。ダイブの事前予約をしようとしてホテルの予約センターに問い合わせると、予約などする必要がないという。この甘言に騙された自分が悪いのだが、案の定、客がいっぱいでダイビングできないという。
30分の交渉の末、無理くりダイビングさせてもらえたが、中華系マレー人6名のお友達に一人ポツンと入れてもらった感じで、居心地悪く、決して楽しくなかった。このホテルを選択する際には十分に気をつけまでょう。安い部屋には理由があるのと、ここは完全にローカルホテルで星付きホテルと考えない方が良いでしょう。ローカルと思えば、全て許せて来ます。