テッラロはラ・スペツィアより奥のレリーチ、さらに最奥にあり、
道路もテッラロで行き止まりという岬の最果て。
さすがにここまでくると観光客はまばら。
テッラロの宿泊はオーペルジュ「Locanda Miranda」。
テッラロのホテルはなく、民宿かオーペルジュのみ。
この中で「Locanda Miranda」は料理の評判が良く、
ミシュランおよびガンベロのオススメとなっている。
このために非常に人気があり、予約が取りづらいとの評判も。
この「Locanda Miranda」はテッラロの旧市街から離れているが、
徒歩5分以内と問題ない。
なにしろ旧市街内は全て坂道で車ずら通らない歩道のみ。
オーペルジュ「Locanda Miranda」のエントランスは可愛いつばめがいっぱい。
簡単にチェックインして、
スーツケースを部屋に運んでもらう。
エレベーターがないので。
案内された部屋は3階で最上階のジュニアスイートルーム。
オーペルジュでも最も広い部屋で可愛らしい雰囲気。
イタリアらしいロマンチックさがある。
部屋の広さは狭くなく、問題ない。
角部屋にあるために2方向の窓があり、非常に明るい。
窓からの眺めは素晴らしい。
海の向こうにポルトヴェネーレやパルマリラ島を見渡せ、
夢のような絶景。
窓から涼しい風が流れ、爽やか。
驚いたことにバスルームは広く、ちゃんとバスタブもある。
1階はサロンやレストランがある。
サロンは素敵なインテリアで優雅にくつろげる。
エスプレッソやソフトドリンクを頂ける。
レストランはベネチアングラスで作られたシャンデリアや温かみのあるインテリア。
ディナーは20時30分から。
シェフのオススメコースをお願いした。
@アミューズ:3品 マグロのタルタル・イワシつみれのフリット・ツナのパイ
@前菜1:軽くグリルしたガンベロ(車エビ)とフレッシュトマトソース インゲン添え
@前菜2:軽くボイルした白身魚とポテトのミルフィーユ アンチョビバジルソース ムール貝添え
@前菜3:マグロのタルタルとチーズのオープン焼き
@パスタ:自家製パスタのシーフードカルボナーラ 炭の香り
@メイン:本日の魚のグリル ペッパーソース ホウレン草添え
@デザート:サバイオーネ
という魚介たっぷりのコース。
素材を十分に味を引き出しており、本当に美味しい。
中でもパスタは絶品で、シーフード旨味たっぷりのカルボナーラは初めての味。
ワインも美味しく、ゆったりと頂けた。
最後はもちろん、食後酒を。
いろいろなグラッパがあり、リオマッジョーレ産のグラッパをチョイス。
強烈な味だが、なかなかイケる。
朝食は8時30分から。
昨夜のディナーを楽しんだレストランで朝食。
ブッフェスタイルではなく、
各客に朝食が運ばれるというもので、気持ちがいい。
テーブルには次々と運ばれ、素敵な朝食に。
焼きたての自家製パン、自家製のジャム、自家製のケーキ、目玉焼きなど。
オーペルジュならではのサービスの心地よさ。
ゆったりと朝食を頂ける。
宿泊して特に問題点はなかった。
門限はない。
家族経営だが、スタッフは素晴らしかった。
日本人宿泊は初めてだということもあり、
張り切っていた。
いろいろ近辺の情報を提供してくれた。
テッラロの隣町はレリーチ。
バスは15分で近い。
しかもオーペルジュの前がバス停という至極便利。