東トルコ周遊のツアーで泊まったホテルです。
当初は、アララット山麓のドゥバヤズィットを日中に通過するツアーに申し込んでいました。しかしいろいろ調べてみると、この季節のアララット山は、日中は雲をかぶって見えにくいということがわかり、ドゥバヤズィットに宿泊する別のツアーに変更しました。実際、その日の午後に到着した時は頂上付近は雲に覆われていて、夕刻になってからやっと写真のような全容を現しました。日中に通過するだけのツアーでなくて大正解でした。
もっともツアーの宣伝文句に「アララット山を遠望できるホテルに宿泊」と書かれてあったにもかかわらず、当初、宿泊先のホテルで私に割り当てられた部屋(302号室)は、アララット山が遠望できる部屋とは正反対を向いており、イラン国境方面の禿げ山しか眺めることができませんでした。団体ツアーではこういうことはよくあるので諦めようかと思っていたところ、真向かいの部屋(303号室)のドアが開いており夕刻になっても誰も宿泊しない様子であることに気づき、添乗員さん立ち会いでフロントに掛け合い、そちらの部屋のほうに変えてもらうことができました。眺めのよい部屋が空室のままであったのはトイレの水が流れにくくなっているためだということでしたが、館内には共用のトイレもあり特に不便も感じなかったので、景観のほうを重視した次第です。おかげさまで、夕日に照らされているところから、翌朝の夜明け前、さらに朝日を浴びる様子までをじっっくりと眺めることができました。
なお、このホテルでは、アララット山方向を向いている部屋であっても、目の前の樹木に遮られていりして、ホテル設計者は「アララット・ビュー」には全く関心が無いように見受けられました。地元の人たちにとっては、いつでも見えて当たり前だからでしょうか。