ザ レッド ボートのクチコミ

セーデルマルム島北側の岸壁には、小型船を改造したホテルが数軒。
そのうち、ザ・レッド・ボート（スウェーデン語だとデン・レーダ・ボーテン）はホテル＆ホステルとして営業しています。
ここ以外にも、ガムラ・スタンやリッダーホルメン島の岸壁にも中型船を改造したホテルがあったので、ちょっと変わった宿泊がしてみたい方はお試ししてみては？

私が泊まってみたザ・レッド・ボートの赤いボートはホステル専用。
受付、食堂兼ラウンジもこちらに入っています。
ホテル部門は、赤いボートの隣にある白いボートの方。経営は同じです。
私は、海側ダブルのお部屋を一人で使ってみました。

最寄り地下鉄駅は、見所にもなっているガムラ・スタンのGAMLA STAN駅か、セーデルマルム島のSLUSSEN駅。
どちらからも徒歩１０分ほど。最初はGAMLA STAN駅から行くのが分かりやすいと思います。

まず、赤いボート内の受付で手続きをしたらお部屋へ。
お部屋自体の鍵のほか、船に出入りする扉を開ける暗証番号もあるのでお忘れなく。
ホテル部門に泊まるなら、海側のお部屋にするといいですよ。
窓から市庁舎、ストックホルム中央駅、ガムラスタン方向の眺めが楽しめます。

お部屋の設備はかつては乗組員の船室として使われていた頃の面影を残していて、豪華さを求めなければ一応設備や備品は揃っています。
ただし、ネット接続は受付のあるラウンジのみで可。

シャワーはボタンを押すとお湯が出る仕組み。
１回押すと数十秒間熱いお湯がたっぷり出ます。
洗い終えるまでに何度もボタンを押すのが面倒と思う人がいるかも？

すぐ近くにお店や食事場所が無いのが不便と言えば不便ですが、上記地下鉄駅周辺で調達可。受付ラウンジでも、ちょっとした飲み物、スナック、食事くらいは提供しています。
朝食ブッフェは受付もあるラウンジで。朝食券を提示すると、皿やカップが出されます。
内容はシンプルですが、一通り揃っていました。

たまにボート全体がふわ～っと上下する感じがあったのは、船が近くを航行した時だけ。お天気はよかったので、居心地は悪くはありませんでした。
朝にはウミネコの声で目が覚めるのも爽やか。
甲板には椅子も出ていてラウンジ風にも使え、そこから見る日没がよかったです。

ちょっと気をつけたいのは、受付は２４時間開いている訳ではないので、朝早くチェックアウトする時には、事前に鍵の返し方を聞いておくのがよし。
もう一つは、私が宿泊した２０１３年９月上旬現在は、ボートがある岸壁沿いの道路が工事中で、夜になると暗く人通りが少なかったこと。
それでも同じ時期の早朝６時にはもう明るくなりかけてジョギングに来る人も多く、安心して地下鉄駅へ向かえました。

スウェーデン・ｓストックホルム・ザ レッド ボート ホテル
船です。船上ホテルです。
セーデルマルム島の北側岸壁に停泊している船上ホテルです。
いくつか同じ形式のホテルがあります。
インターネットはエントランス兼レストランにて使えます。
たまには違った趣向のホテルでもと思う方にはおすすめです。

ストックホルムでの学会シーズンと重なり、普通のホテルが全滅だったので、ホステルを検討。ストックホルムには牢獄や飛行機、船など、ユニークなホステルがいくつもあるようだが、場所（中央駅、ガムラスタン、地元のショッピングエリア全てに近い）と、印象で、決めました。20代の頃は、随分と色んなユースホステルに泊まり、慣れているつもりではあったけれど、男女共同部屋、ほぼプライバシーのないシャワールーム、等、快適さで言うと低めかなと。ただ、たまにフワーッと揺れる、まさに船に泊まっている感じ、またデッキからの眺め等、元気な時に、一二泊だけネタに泊まってみる分には、30代以上の大人にもアリかなと思いました。