MTRが車両故障で止まっており、ギリギリ終電で台中駅に到着した。
駅前にはホームレスがびっしりと寝ており、ホテルまではボロい建物が並んでいたので不安しかなかった。(一人旅だし・・・)
が、深夜24時だというのに、フロントには男性と女性が立っており、にこやかに出迎えてくださった。
こんな時間にチェックインする客はいないだろうから、もしかして、わたしのことを待っていてくださったのだろうか??(予約時に、チェックインは23時頃と伝えておいたが)
しかも「広いお部屋をご用意致しました」とアップグレードしてくださった。
お部屋は日本の高級ホテルと同様に清潔できちんと整っていた。
ダブルベッドが2台あり、どうやら家族4人で泊まるお部屋のようである。
なので、歯ブラシやスリッパ、ミネラルウォーターなどすべて4人分が置かれていた。
また、バスルームのシャンプーとボディソープがとても質が良かった。
500ml、800(3,520円)で販売されていた。
特質すべきは朝食ビュッフェ。
台湾のホテルはどこも必ず朝食が付いており、しかも種類が豊富で美味しい。
このホテルも例外ではなく、部屋代は安いのに豪華な朝食だった。
平日だというのに朝7時から朝食会場は満員で、台湾人(中国人?)のお客さんたちがペチャペチャと賑やかにお喋りをしながら食べていた。
唯一の難点は、台湾はどこのホテルでもチーズとヨーグルトが出ない。
食べる習慣がないのか、高価なのか。それだけがちょっと不満である。
翌朝、チェックアウトの時に「国立台湾美術館は歩いて30分ぐらいですか?」と尋ねたら、もっとかかるようなことを言い、バスの番号と時刻を調べてくれた。
バス停はホテルの目の前で、自分が乗るバスが来たら道路に出て大きく手を振ると止まってくれる。
深夜に到着して朝イチで出発したので、文字通り寝るだけだったが、素晴らしいホテルだった。