20世紀最大の建築家とも言われるル・コルビュジエが1952年に建てた理想の集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」もしくは「シテ・ラディユーズ」。ヨーロッパにいくつかある中で、このマルセイユのが最も完成度が高いと言われています。外観もカラフルで個性的な雰囲気。長さ137m、幅24m、高さ56m。この中に大小23タイプのアパートが337軒あり、1600人もの人々が暮らしています。住居の他に、ホテル、幼稚園、スポーツクラブ、商店街など住民のための共用施設が備わっています。その集合住宅のうち21部屋をホテルとして観光客も利用することができるのです。
建築家ル・コルビュジエは、1945年に「モデュロール」理論を完成させました。モデュロール理論とは、人が建って片手をあげたときの指先までの高さが226cm、おへその高さ113cmを基本単位として、人間が快適に暮らせる空間を決定したもの。この集合住宅もその理論が適用されて設計された居住空間の集合体なのです。
部屋には、ル・コルビュジエ設計の長椅子が置かれていたりと、個性的な空間を楽しめます。
路線バスの停留所が目の前にあるので、バスで来ることも可能です。また地下鉄の駅から1km程度なのでそこまで歩くことも可能ですが、やはり不便な感は否めないでしょう。我々はレンタカー利用でした。駐車場は無料です。
このホテルの醍醐味は何といっても、ル・コルビュジエ設計の「ユニテ・ダビタシオン」に宿泊するということ。逆に言うと「ユニテ・ダビタシオン」に興味の無い人は、もっと観光に便利な立地のホテルに泊まられることをお薦めします。