お宿はニューカレドニアの中でも、屈指の美しさを誇るカヌメラ湾とクトビーチの近くの、ヤシの木と南洋杉の中にあります。海に面していませんが、どちらかと言えばカヌメラ湾に隣接しており、絶景まで、ほんのわずかな時間です。もちろんクトビーチへも歩いて10分かかりません。カヌメラ湾とクトビーチの両方に、最も近いお宿です。
☆マネージャーさんがとっても親切な方です。
特筆すべきは、カタカナ英語で十分意志が通じました。
すごくゲストの気持ちがわかる方です。相談事には、簡単な単語を使って、非常にわかりやすく答えてくれます。
言うなれば「昔の民宿の親父さん」のような素朴さと、おせっかいなくらい親切な、そして儲け抜きにゲストのことを考えてくれる、とっても温かい、懐かしい感じのする方でした。
例えば、ディナーの内容、翌日のオプショナルツアーの相談にも、彼が十分に相談に乗ってくれましたし、アドバイスが的確でしたので、安心感がありました。ジット・ナタイワッチのみならず、イルデバンでの滞在が大満足できたのは、彼の人柄のお蔭と言えます。
利用しての感想:
昭和40~50年代の民宿を思い出しました。(とうきびに醤油の焦げた香りがしてきた感じとか…、スイカに味塩かけて食べたとか…、そんなイメージです)
夕食後、パブリックスペースのテレビでは、ちょうど、サッカーのヨーロッパ選手権の準決勝で、イタリアがドイツに勝ったニュースが放映されており、フランス人のゲストさんと試合結果について語り合いました。
その時の感じは、昭和の時代、民宿のパブリックスペース(大広間)の白黒テレビで夏の甲子園の試合結果を見て、見知らぬお客さんと熱く語り合ったあの感覚が蘇りました。
やはり、他のゲストさんと親しくなれるのも民宿ならではだと思います。
所感:
21世紀になってから、南の島の高級志向が顕著になり、水上コテージやプライベートプールといった設備が整った超高級リゾート、更には高級ホテルチェーンの進出といったことが多く見受けられるようになりました。
ということは、私のような者にとって南の島が縁遠くなってしまったと思っておりましたし、素朴な南の島の雰囲気が失われてきたと感じておりました。
それに対し、ここは、失いかけてきた南の島が持っている素朴さが感じられる素晴らしいお宿だと思いました。
もちろん、民宿ですから、ラグジュアリーな時間とゴージャスな雰囲気、利便性をお望みでしたら、再考された方がよいかもしれません。
意外に、昭和時代の浜辺の民宿を懐かしいと思っていらっしゃる方にはお勧めのお宿だと思います。
予約方法:
他のゲスト様の旅行記を拝見させていただき、イルデバン島は日帰り旅行では足りないと思い、現地旅行会社(フィロツアーズさん)にお願いして、1泊2日をアレンジしていただきました。
ジット・ナタイワッチ(Gîte Nataiwatch)
http://www.nataiwatch.com/eng/accueil.php
フィロツアーズ(PHILO TOURS)
http://topics.philotours.com/
Fin