アイスランド最南端のホテル
ゴールデンサークル・スコゥガフォス・セリャランスフォスなどを観光後、アイスランド反時計回り一周ツアーの2日目に宿泊したヴィークの郊外にあるホテルです。
近くには溶岩が細かく砕かれてできた真っ黒な砂浜の海岸などもあります。
数棟の平屋が連なっています。
色々なタイプのお部屋があるのでしょうが、私の部屋はツインでしたが、狭くてトランク一つを広げたらいっぱいになってしまいました。
平屋でもあり外を通る人から室内は丸見えでレースのカーテンは閉めっぱなし。
床暖房だとの事でしたが自分で室温管理が出来ず9月下旬だというのに寒くて震えていました。
別棟のレストランはかなり広く、朝夕バイキングでしたが品数も多く美味しかったです。
ビックリしたのはシャワールーム。
“ルーム”なんて言えるものではありません。
畳半畳ほどのスペースに漢字を図案化した模様のシャワーカーテンが半円状に辛うじて回らされているだけです。
床との境に高さ5センチほどの堤防はあるものの、狭くて水が飛び出しそうでとてもシャンプーなど出来そうな造りではないのです。
アイスランドでは都市部以外のホテルでは設備がイマイチだとは事前の説明でも聞いていましたが、「なるほど、これなんだ」と納得。
水着着用で入れるホットタブもあったそうですが、疲れていたので残念ながら行きませんでした。
ホテルの周囲にあまり光が無いせいか、雨雲の去った夜空にオーロラが出現しました。
既に寝ていたのですが、パジャマの上に慌ててダウンのコートだけ羽織り、外に出るとみんな興奮した面持ちでカメラのシャッターを切っています。
満点の星空。昼間の雨が嘘のようです。
でも… オーロラって何処?
「ほら! あそこの雲みたいなあの白い帯が動いているでしょう」と言われても何だかさっぱり分かりません。
そう、肉眼で見ると実際のオーロラは想像していたイメージとは違い、緑のカーテンがひらひら揺れるようには見えないのです。
写真に撮って初めてそれと分かるとは今の今まで知りませんでした。
そんなの聞いてないよ~ッ!!
多くの人が初めてのオーロラ遭遇と、想像していたイメージとのギャップに複雑な感情を抱きながら過ごした「ホテルカトラ」の一夜ではありました。