ラクシャリースイートパヴィリオンに宿泊。2人利用では1番上のカテゴリー。No.8はスパ、レストラン、フロントから最も近く、高い位置にあるスイートでした。勿論オーシャンフロント。右手に湾の入り江と対岸のホテル(多分コタオパラダイスゾーン?)も見え、緑の植物で縁取られた海が美しかったです。
ここに決めたのは食事の評判がよかったのと虫に配慮してあるとのコメントがあったから。暗がりや植物の側にいなければ、蚊の被害にもあいませんでした。オープンエアのスパでは被害にあいましたが、ご愛嬌です。
町の他の場所と比べれば、害虫駆除の効果は格段です。よいホテルの条件だと思います。
お風呂はジャグジー付きで広く、お湯も豊富でエアコンも問題なく、写真で見た1ルームタイプの赤いじゅうたんのケバさもなく、シックで、ハード面では言うこと無しです。広さ的にもベットルームもリビングも十分な広さで、サムイの高級ホテルに比べれば、値段はずっとリーズナブルです。
日本語は通じません。レストランとホテルのマネージャーは英語と仏語を話し、ほとんどの客層は欧州系でした。
フロントやスパは英語対応ですが、訛もあり、意思の疎通がうまくいかないこともしばしばあるので、何度も確認を入れる方がベターです。
ジャマキリとは山の家と言う意味だそうで、階段が避けて通れません。
多分私たちは一番階段の少ない部屋でしたが、レストランやスパへ行くのもなまった体には息が切れました。ある程度足腰の丈夫な人でないとお勧めできません。
遠い部屋の場合ルームサービスの利用がいいかもしれません。
それでも充分美味しかったです。階段が多いのでチップは忘れずに。
レストランは2つ。メインのほかに1つはオープンのバーベキューレストランです。
他にプールサイドにバーとランチのレストランがあります。
プールもきれいでジャグジーはバーのお姉さんに頼むとスイッチを入れてくれます。
町でも美味しいと言われる所で食事しましたが、ジャマキリのレストランのクオリティの高さは格別です。東京でも上の部類に入るフレンチが食べられ、タイ料理も洗練されていて、美味しく食事できました。量は欧米人に合わせて大目です。
私の一押しはフレッシュココナッツジュースです。今まで世界中で飲んだ中で一番美味しかったです。というのも大きなココナッツを丸ごとキンキンに冷やしてあるところはほとんどないのですが、冷たくしてあって、ヤングココナッツもやわらかく食べごろでした。
町ではフルーツもふんだんに売られていて、タクシーの運転手にチップを渡して果物の露天に止めてもらい、ドリアンとマンゴスチンを買いました。
ドリアンはまだ若かったですが、マンゴスチンは翌日も買いに行きました。
余談ですが、通常ドリアンはホテル持ち込みは禁止です。他の客の迷惑になるからです。買ったところで食べるのがいいでしょう。
どうしてもホテルで食べたいときは、マネージャーか支配人の許可が必要です。普通の従業員では権限がないので絶対無理です。匂いが強いのでドリアンの後片付けやお部屋の掃除(窓を一定時間開放しないといけないので)にもチップを忘れずに。
スパも最高ではありませんが、十分で、結局毎日通いました。3時間、4時間のコースもあり、値段も安くはありませんがリーズナブルです。
サービス面では、正確さや迅速さにかけるものの、従業員が素朴で、これからの教育途上にある段階ですが、マネージャーと各部署のチーフは頑張っていますので、最終的にはそちらに意向を伝えれば何とかなります。
チップを有効に使うと笑顔でやる気になってくれます。
早朝、頼んでいたタクシーが来なくて(フロントの連絡忘れ)ダイビングにいけなかったアクシデントはありましたが、美味しい食事と清潔で快適な宿泊施設に大変満足しました。
町に行くには日に3回、朝・昼・夕方に無料の送迎がありますが、そのほかに船の発着に合わせて2回車が行き来しますので、交渉すれば乗せてもらえる可能性もあります。但し、多分荷台です。
ホテルへの道は舗装されていない、オフロードなので、4WDの荷台つきの車での移動です。車内に座っていてもかなりゆれます。ちょっとしたアウトドアアトラクションです。
そのほかの時間に車を手配すると、ホテル車は800バーツ、外部タクシーは交渉制ですが、少し安目です。但し人数によりますので、多ければホテルの方が安いかもしれません。ホテル発の場合はフロントでタクシーを交渉手配してくれますので、自分で交渉する必要はありません。印象としては、タオの人たちは素朴なので、あまり高額で吹っかける感じはありませんでした。
港など主要地へは乗り合いのタクシーもあるので、こちらを利用すれば、300と言われた区間を二人で100となりました。車で6~7分の距離、6人の乗り合いでした。
今のところタオへ渡るのはフェリーが有力です。今年の7月から小型の飛行機がバンコクから飛んでいるらしいCMは見ましたが、詳しくはわかりません。
フェリーは乗るのに炎天下長時間待たされるのが苦痛です。
別に100バーツ払えば2階の有料席に座れますし、200バーツで1等の席です。
2階席の方が広く、人数も少ないので、通常席に空きがないときはご利用をお勧めします。
タオにはダイビング目的で宿泊しました。ホテルのダイブショップの小型船でセイルロックまでも行けます。王様ダイブです。参加人数が少ないと高くなりますが、タオのダイブショップはどこもほとんど王様ダイブはないので、リゾートダイバーにはいいかもしれません。朝食抜きで早起きして悪路をドライブしてたどりつかなくてもいいのと、町のダイブショップに比べると清潔で、タクシー代もかからず、時間の節約になり、蚊もいません。
但し、日本語対応はなし。
レストランは朝7時からなので、6時半以降にホテルをたつ場合は、前日にお願いしておけばお弁当を持たせてくれます。パンケーキやクレープ、ヨーグルトとフルーツというおしゃれなものでしたが、セイルロック行きの船の朝食より美味しかったです。6時ごろ発つときはスタッフの準備が間に合わないので、お弁当はできません。
町のダイブショップは日本語対応のショップはどこも送迎はしてくれません。1件だけ欧米人のダイブショップが送迎してくれますが、日本人もいるのですが、日本語での説明等は一切やらない、と電話で本人に言われ、一度も本人を目にすることもありませんでした。結局仏人と英人のインストでした。最終ダイブから7ヶ月めだと言うとチェックダイブを受けさせられ、しっかり怒られ、お勉強になりました。通常やらない水中着脱、目隠しでノーブレスでの誘導など、真面目に取り組んでいました。
日本語対応のショップも王様ダイブではなかったですが、親切で良心的でした。視界は良くないですが、魚影が濃く、魚の種類も豊富で面白かったです。流石はセイルロック!また行きたいです。