ツアーで2泊。連泊は珍しいとスタッフが驚いていた。街自体がコンパクトで観光には1日もあれば十分なので、1泊だけの客が多いらしい。
街の中心、Svornosti 広場に面して建つ。ゴシック様式の美しい建物。外観は3つの建物に見えるが、内部は一つ。
街は大型車の乗り入れが禁止されており、10分ほど離れた駐車場から歩いて行く。荷物はホテルが部屋まで運んでくれたので楽だったが、個人旅行ではどうだろうか。大きな荷物を自分で運ぶ必要がある場合は、石畳の道なのでちょっと厳しい。
宿泊した部屋のタイフ゜は不明。公式HPを見ると、最も多いのが「スタンダードダブルルーム」なので、多分、それだと思うが、「 平均面積12〜40㎡、客室はスタイリッシュな家具付きで、一部の客室はデュプレックス」とあり、部屋の仕様は統一されていないらしい。ツアー同行者の話を聞いても、色々なタイフ゜の部屋があるらしかった。
部屋は4階だったが、デュプレックス(メゾネット)のため、寝室は更に上の天井裏。キングベッドが2台あり、4人は泊まれる。ソファ、テーブルもあり、梁出し天井、木の柱、木目調の家具、ベッドの上の天窓と、シンプルながらなかなかいい雰囲気。ただし、ベッドが少し軋むのは減点1。天窓から星空が見えれば最高だったが、生憎の曇り空。残念。
バスタブはなくシャワー室のみ。無料Wifi、冷蔵庫はあるが、電気ポット、セーフティボックス、スリッパ、ボトルウォーターはない。
朝食は2階、7時から。狭いので席数が限られ、2日間とも相席となった。品数、味とも及第点ながら、朝からスパークリングワインがサービスされるのは ◎。朝から飲めるのは、旅行の醍醐味。
狭い土地に建てられた歴史的建築物ゆえのデメリットはある。
まず、エレベーターがない。4階まで階段で昇るのは結構しんどい。食堂が狭い。屋根裏部屋は、ベッドが枕が軒側になるよう置かれているので、気をつけていても何度も頭を屋根にぶつける・・・等々。
だが、なぜか寛容な気分でいられる。昔の人は、階段での昇り降りは当たり前だったし、相席も我慢できなくはない。不便さを補って余りあるものが、このホテルにはある。
こういう宿が後々まで旅の記憶として残る気がする。