竹園賓館へ直接予約メールを入れたところ、
「予約を保証するためにクレジットカード番号をFAXしてください。空港までは150元で迎えに行きます」と返事がありました。
保証を要求するなんて失礼なので予約はホテル予約サイトから入れ、迎えだけ頼みました。
そして定刻に北京へ着いたのですが迎えの人がいません。国内線、国際線の到着ロビーどこにも見当たらないので、初めての中国で不安な中、一人でタクシーでホテルへ着きました。
迎えのクルマはだいぶ遅れて空港に着いたようでしたが、ここで分かったのは、迎えのクルマはホテル専用車ではなく、ホテルがタクシー会社へ電話をして行かせただけで、本来のタクシーの2倍以上の料金を提示されていました。
帰る日の前日も空港までタクシーを手配すると言われ、やはり2倍以上の料金を要求されたので、私は空港からここまで68元で着たことを一言言って、ただ、ホテルの手数料もあることを理解して承知しました。
でもそのとき領収書をくれないので、フロントの女性へあなたの名前と、領収書もくださいと言うと、なんでですかと聞き返すので、チェックアウト時にタクシー代はすでに払っている証拠が欲しいと答えると、その女性は150元をつき返して、「あなたは料金が高いと言ったからタクシーは外へ出て自分で拾ってください」と中国なまりの英語でまくし立てるのです。
幸いタクシーの往来が多い徳勝門東大街の近くでしたので助かりました。
これ以外にも輪タクの胡同ツアーを頼んだところ、所要時間2時間で120元と言われ、高いけどまあいいかと頼んだら、所要時間は40分でガイドと自転車こぎの人にチップを要求され、結局200元かかりました。(チップはもっと要求されたのですが手持ちがこれしかなかったので)
高額なチップを要求したのはガイドですが、そのような輪タクを手配するホテル側に疑問を感じます。
それと、これは私の不注意ですが、部屋にはセキュリティーボックスがあるのに面倒でカバンの中に入入れたままにしておいた1万円札3枚のうち、1枚がなぜかなくなっていました。
ホテルの建物と庭園は美しく、夜は白熱灯でライトアップされ素晴らしい雰囲気でした。
インテリアもエレガントで、アンティークな家具が素敵でしたが、むき出しのまま置かれた大型TVとPCには妙な違和感を感じました。
バスルームは清潔ですが、水圧が弱くお湯の温度も低かったです。
ホテルスタッフの意識はいまだに昔の共産主義時代のままのようです。
タクシーが着いてもドアボーイはドアも開けずボーっと見ています。
美しい外観を持っているけれど、サービスのセンスはまだまだ欧米のホテルには追いつけないという印象を受けました。