"Small Luxury Hotels of the World" 系列のホテルです。 一人旅でしたがシングルルームはないので、スーペリアダブル相当の "Charming Plus" というカテゴリーの部屋を予約しました。 (ダブルルーム相当は"Charming"というカテゴリーです)
料金は泊まる時期にもよるでしょうが、私の場合は10月の宿泊で220ユーロ+朝食25ユーロでした。 人気観光地ブルージュの"Small Luxury Hotel"ということで、そんなものかなと思っていたのですが、実際に部屋に入るとちょっとがっかりでした。 もう少し可愛らしいインテリアもしくは、ラグジュアリー感あるお部屋を期待していたのですが、わりと普通な感じ(よく言えばシックな感じ)でしたので。
さらにがっかりしたのはバスルームのビジネスホテル並みの狭さでした。 バスタブはジャグジーでアメニティはエルメスでしたが、お洒落感ゼロの超狭いバスルームはとても"Small Luxury Hotel"とは言えない感じでした。
翌朝、朝食ルームに下りて行くと、クラシックのピアノ曲(翌朝はエンヤでした)が流れる優雅な空間に、一気にテンションが上がりハッピーな気分に。 中庭も見えるとても素敵な雰囲気でした。 フルーツカクテルやシリアル、ヨーグルトは自分で取りに行きますが、基本的にビュッフェではないのでスタッフのオジサマがハムやチーズをセットしたプレートを運んできて下さいます。 (量は少なめですが)上質なハムやチーズは翌日は種類の違うものが来ました。 好みの搾りたてのフレッシュジュースはグラス入りだけでなく小さなピッチャー入りのものまできて、リッチな気分になりました。 卵料理の好みももちろん聞いて下さり、シャンペンもいただけます。 一番感激したのはスタッフのオジサマの応対で、まるでお屋敷のマダムに仕える執事かプリンセスに使える侍従のような親しみと敬意を込めた態度で接して下さり、優雅で快適な朝食を楽しむことができました。
というわけで、お部屋と特にバスルームに関してはがっかりでしたが、朝食が素敵だったので総合評価は4.0としました。
レセプションのスタッフは皆さんとても親切でフレンドリーな方たちで、2泊3日の間にすっかり仲良くなりました。 ロケーションも申し分ありません。
コスパに関しては、お部屋とバスルームを考えるとそれほど良いとは言えませんが、観光地ブルージュの物価を考えると同等の他のホテルの料金から大きく逸脱しているとも思いませんので3.5としました。
また泊まりたいかはちょっと微妙で、また泊まってもいいけれど、絶対にまた泊まりたいというほどでもないかも。 多分次回は、同じ"Small Luxury Hotels of the World"系列の"De Orangerie"にするかもしれません。(最後までどちらにしようか迷ったホテルなので)