2006年9月12日から3泊首都ヴィエンチャンのGREEN PARK Boutique Hotelに宿泊しました。グレードはDeluxe(実質上スタンダード)です。
まずアコモデーションですが、オープンして半年も経っていないのでどこも綺麗で気持ちが良かったのですが、ラオスらしいややフィニッシュの荒さというものがそこかしこに…。
シャワーはお湯がナカナカ出てきません。水量も十分とはいい難い。あと、ルームキーがゲストルームのパワースイッチになっているタイプなので、外出中はエアコンなどがオフになります(省エネにはなるので、あまり無理は言えないのですが)。他は標準的な装備とアメニティが揃っており、まだサービス業が発達しているとは言いがたい土地ではかなり頑張っている印象を受けました(恐らくラオス外の資本とノウハウが入っているようですが)。
ホスピタリティは評価がかなり難しいところです。敢えて乱暴な言い方をすれば「歓待の気持ちはあるが技術がついてこない」と言った所でしょうか。マレーシアやタイなどと異なり、教育の徹底が難しいのか、とにかくぎこちないし、ミスも多い(毎朝9時には部屋の掃除を始めてしまい、朝食から戻ったらdon't disturbの札を出しているにも拘らずベッドメイク中で部屋に入れなかった。)です。
レストランは期待しないほうがよろしいでしょう。まず基本的にフレンチスタイル(一部エスニックも供出されているが)で、また味のレベルも高いとはいえません。テラスから見えるのは沼で、お世辞にも美しいとは言いがたい。むしろプールのあるパティオに面したサイドの方が綺麗です。
さてロケーションですが、このホテルの最大の欠点の一つかもしれません。「ヴィエンチャン最大のタラットサオ市場まで歩ける距離」と書いてありますが、かなり微妙。何か重い物を買ってしまったら、トゥクトゥクは必須です。また、主要な街のレストランやカフェ、マッサージパーラー他も周辺にはほとんどありません。私たちは滞在中ずっとレンタルバイクを使って市内を移動していました(これ以外に効率よく市内を回る方法が思い当たりません)。
一転価格はホテルの居心地から考えればかなり安いと思います。サービス料税込みで朝食付き(なぜか毎晩生菓子が供出される)で約16000円弱/2名ですから、まずまず納得。
以上何か悪いことばかり書いてしまったような感じですが、不思議とトータルな印象は悪くありません。恐らくVientianeでもベスト3に入るホテルではないかと思います。ラオスで究極のアコモデーションとホスピタリティを求めること自体が間違ってますもんねw
オススメ度★★★★☆
点数が比較的高いのは、相対的なものだと思ってください。ラオスは初心者向けの国では無いですね。あと仏教に興味ない人はどこも行くところがありません。