前泊コブレンツからバッハラハを経てザンクト・ゴアールに。バッハラハもザンクト・ゴアールも無人駅。ホームへは階段のみ。腰痛持ちの私には腰をかばうためもあり、ドイツも12日目ともなると、少々足に疲労がたまりスーツケースを持っての階段の上り下りはかなりきつくなってきた。ホテルへは歩いて20分程度とネットで見た(気がしていた)ので、駅から歩き出すが、石畳の道は気が萎える程スーツケースを引くのが重く感じる。と思った時Burgexpress(http://www.st-goarer-burgexpress.de/)と言う遊園地にあるような乗り物とすれ違う。
マルクト広場からこのBurgexpressが出るとネットに書いてあったので、慌ててライン川の方へ。Burgexpressが止まっていたので、運転手にホテルに行くか聞いたら、黙って私のスーツケースを中の椅子に。よほど疲れた顔をしていたのか?料金を払い乗り込む。運転手は渡し船が着くまで出発は待ってくれと言いながら、「対岸の城は日本人が持っている、ドイツ人じゃないんだ」。一瞬返事に困ったが、そうなんだとしか言えなかった。10分も待たないうちに6人程乗客を乗せ出発。結局渡し船からは客は来なかった。短いメインストリートを通り左に曲がると急な坂道。歩かないで良かったと思う。
じきに城の駐車場に着き、直ぐにホテルへ。チェックインしようと思ったが、1階分外階段を上らなければ・・・。リフトを捜したが無い。ヒェーと思いながらも、階段をよちよち歩いてフロントへ。民族衣装を着たフロントのお嬢さんに受付けしてもらい部屋へ。各部屋には紋章が掛けられなかなか洒落ている。古城ホテルと確か書いてあったはずであるが、室内外共にそんな感じは全然しない(私の古城ホテルのイメージは昔泊まったシュバルツヴァルトのホテルで、要塞としての城。きしむ廊下や天蓋付きベット)。室内は明るく清潔でアメニティも充実している。ツインの部屋でチョッと広すぎる感じ。残念ながら部屋は山側で、西日ががんがん。バスルームはバスタブ付きでしたが、同一価格でシャワーのみと言う部屋もあるそうです。私は事前に頼んだためかも知れません。部屋は川側とリクエストするのは忘れていました。
荷物を置き、Burg Rheinfelsを見学に。ホテルにはBurg Rheinfelsの割引券はなかった(日本人的発想かも)。城としては廃墟のためそれほど見る価値があるとは思えない。街中から見ると城としての格好が出来ているのだが、映画のセットのようで裏に回れば想像力が必要である。但し、展望台からのライン川の眺めは素晴らしい、見とれてしまう。川の流れが速い為もあるが、上る船がのんびりと優雅にも見える程の動き。この景色を見ただけでも4ユーロ払った価値があるかと思えた。
ホテルに戻りフロントでLANケーブルを借りる。対応は笑顔で感じが良い。ただ、ケーブルは隣の部屋で使うのかと思う程長い。エレベーターを降りた時廊下にバスローブ(少し重い)を羽織った女性が。一瞬びっくりしたのは私。このホテルの地下にエステがあったのを思い出し納得。夕食は景色の良いと言うレストラン。雰囲気もサービスも良いのだが、残念ながら外は暗く景色は見えず。朝に期待・・・。朝食は量も品数も十分満足できる物でしたが、外は薄暗く、明かりは見えるものの、また残念。ただ、気持ちよく一晩を過ごしたことは間違いない。町から歩いてきたと思えるアジアの若者が城の近辺の写真を撮る中、急な坂道を足取りも軽く歩いて(無論下り坂)駅まで行きました。
私が泊まったところはRomantik Hotel Schloss Rheinfels住所や電話番号もSchlosshotel&Villa Rheinfelsと同じなのでここに書きました。