2016年ドイツの秋:ライン・モーゼル・アール・ミュンスターラントの旅
2016年10月14日(金)~10月28日(金)15日間
第7日:10月20日(木) 118km、小雨・曇天、寒い一日7.0~11.5℃
≪コッヘムのAlte Thorschenkeホテル&レストラン アルテ トルシェンケ≫
3星・全35室。アルテ トルシェンケはモーゼル・コッヘムの600年以上の歴史を語るホテル・ワイン酒場である。ドイツの最も有名なワイン酒場であり、コッヘムの家並みを語る上で欠かせぬものである。誰もが旅での最も気に入りの写真として、このアルテ トルシェンケを撮っている。
1970年代の古城ホテルの加盟リストにここも掲載されていたので、昔からよく知っているが、宿泊や食事をしたことは無い。
その歴史はトリアーの大司教・選帝侯Balduin von Luxemburgバルトウィン・ルクセンブルク伯(1285年頃~1354年)が1332 年に町を守る要塞を建てた時の一部にあたる。当初、城壁看守や兵たちの住居に利用されていた。
その後、17世紀末、仏軍に焼かれて黒くなったと思われる城壁とEnderttorエンデルト門に連結した建物は薄い黄土色の壁、木組みの家(ホテル兼酒場)である。
アルテ トルシェンケの美味しい料理やワインが有名になり、時代とともに、魅力は増し、画家たちはロマンチックなアルテ トルシェンケを描き、詩人は同様にアルテ トルシェンケを詩歌で称揚した。
序ながら、ケルンやフランクフルト間との郵便馬もここが起点になっていた。