ペラ・パラスへ宿泊予定だったが、この伝統的ホテルが改築工事とのことで、急遽リッチモンドに変更した。場所は新市街の中心地を少し下ったところなので、色々動くのに便利であるが、なにせ急坂続きのイスタンブールだけに、くだりはいいが登りは?である。ここの場合、タクシム広場から下るのはいいが、逆は大変。ホテルの面する道は大変な人である。その割りにホテルに入ってしまうと落ち着いている。フロントは大変親切で色々アドバイスをしてくれる(ホテル周辺の地図はないが)。また、いいところは安全性がある。エレベータホールから客室フロアに行くところで客室のカードキーを使用する必要があり、さらに部屋に入るときにも使う。部屋はきれいだし、そのものに問題はない。一つ気がかりなのは、隣室の音が聞こえることで、話し声などが筒抜けになるので、小声で話す必要がある(日本語は暗号みたいなものだからいいかもしれないが)。隣室が静かな人たちであることを期待する必要がある。
ホテルにつき物のレストランだが、6階が眺めのいいレストランで、ボスフォラス海峡を隔てた旧市街のトプカピ宮殿の塔・アヤソフィア・ブルーモスク等のライトアップされた遠景や、アジアサイドの光が見える。ただし、景色のいい席は予約が必要なようだ。料理はイタリア料理的なものが多く、伝統的トルコ料理のメニューは非常に限られている。日本円にして5000円以上はする価格の半分を景色代と思えばいい。朝食は7階だが、こちらは眺めが言い訳ではない。トルコ風ともいえない面がある。ビジネスマンなどで、トルコで、あまりトルコ的でない宿泊をする人にはいいだろうが、観光客には少し物足りないのでは?と感じた。