朝早いUAでの帰国だったので、最終日はホテルを手配せずに一晩中遊ぶのが常だ。ところが、体調を崩し、そうもいかなくなったので現地HISにてホテルの当日手配を頼む。
特に希望はなかったか、バンコクで一番目立つあのホテルが、比較的リズナブルで提示されたので決定。そうあのノッポなバイヨーク・スカイだ。
雑多なプラトーナムの人ごみを掻き分けエレベーターに乗ってフロント階に行くと、あらら日本人スタッフがいるでは。タイのホテルで日本人スタッフがいると宣伝されているケースは多いが、日本人スタッフに遭遇したのはプーケットのアンダーマン・ビーチスイトに次いで2度目だ。
彼女はてきぱきとチェックイン、説明を進めてくれる。そして「朝早いので朝食は無理だね」、と告げると「弁当を用意しておきます」、と。UAのゴールドメンバーなので、空港ラウンジ回遊が可能なので食い物には困らない。そこで、弁当は彼女の気持ちだけ受け取り辞退させて貰う。
その後、鍵を渡してくれた。その時、いたずらっぽい笑みを浮かべ、「アップグレードしておきましたね」、呟く。部屋に案内されると、確かにアップグレードされている。一番安いスーぺりアを頼んだのに、豪華なリビングセットがドーンと置かれた広いリビングルームとベッドルームに別れた本格的なスイートルームだ。スイートルームだけ特権ではないだろうが、窓からのバンコクの景色も素晴らしい。
夕食は最上階のレストランに行ってみる。ものすごい人だ。案内されたのは窓際の席。ほとんどはレストランだけの客のようで、宿泊客は優遇されるのかな?
1時間かけてレストランの床は一回転し、食事をしながらバンコクの夜景を楽しめる趣向だ。更に、ここのブッフェは、いままで経験した中で種類の多さはダントツ。寿司、ステーキ、シーフードとなんでもござれだ。現地の旅行会社で食事クポンが入手出来るので、時間があれば是非お試しの程を。
チェックアウトは、朝3時半。親切にしてくれた日本人の彼女はカウンターにいなかった。そして、せっかく豪華な部屋に通されたが、ゆっくりする時間がなかったのが、かえすがえす残念だ。