タクシーの運転手曰く「クアラルンプールでナンバー2のいいホテルだ」とのこと。ホテルのロビーはゴージャスで、タクシーを降りると待ち構えていたかのように、「miyaさんですね」と女性のクラークがお出迎え。そのままデスクに案内され、座ってのチェックインとなった。アメックスのトラベルデスクを通して予約したので、待遇がいいのか・・・などど考えていたが、部屋は低層階。眺めがよくないと家族からブーイング。しかし、一部屋4人(大人2人子供2人)寝られるベッドの大きさで、部屋も綺麗だし、私的には全く問題無し。バスローブにスリッパと一通り揃っているし、綿棒等はないものの、アメニティーも普通です。
このホテルの気に入ったところは、まず朝食のブッフェです。私は高級ホテルフリークですが、ここの朝食は今までの中で一番よかったかもしれません。ジュースは全てフレッシュスクイーズドですし、ワッフルやパンケーキは出来立ての美味しさです。日本食のメニューはごはんと味噌汁、海苔、梅干、納豆くらいですが、中華の麺は美味しいですよ。種類も結構多いし、雰囲気もいいです。パンは私の口に合いませんでしたが(無類のパン好き)、それでもデニッシュは日本並みに美味しかったです。
そしてシャングリラの良さを見たのがコンシェルジュです。全てのスタッフがいいとはいいません(感じの悪い人もいましたし)。しかし、マネージャーを含め多くのスタッフが滞在を良いものにしようと努力してくれました。ショーの予約が取れずに困っていると(うちの母が唯一楽しみにしていたので)「満席なのは解っているが、彼らは明日ここを発つ。テーブルをなんとかもう一つ作ってくれないか。」と頼み倒し、なんとか予約をとってくれたスタッフ。風邪で娘が具合悪そうにしていると、クリニックまで付き添い、支払いが現金のみとわかるとホテルが責任を持ってキャッシュを持ってくるからとキャッシュレスで受診させてくれたマネージャー。そのマネージャーはうちの妹が風邪で具合の悪い時も、夜中にも関わらず15分以内にドクターを手配し、診察が終わるまで、部屋の外で待機してくれていたという・・翌日にはお見舞いのクッキーがメッセージと共に届けられ、ホテルマンのプロ根性を見た気がしました。出発の日も、娘が具合が悪いと知るとチェックアウトを18時にまで延ばしてくれたスタッフ(その日は満室の為、隣のカウンターにいた紳士は丁重にレイトチェックアウトを断られていました)。とにかくいいホテルマンとの出会いができた滞在でした。