京都、八幡市のテレビ・映画のロケスポット、流された「流れ橋」 - 八幡・城陽  のクチコミ

２００９年１１月２６日には京都、八幡市の石清水八幡宮（いわしみずはちまんぐう）の摂社・高良社（こうらしゃ）周辺や紅葉の名所・善法律寺（ぜんぽうりつじ）は今年も紅葉や銀杏が黄や赤に色づき美しかった。善法律寺は奈良唐招提寺の末寺で１２５７年頃、石清水八幡宮社務の善法寺宮清が私宅を寺に改めたと言われ室町時代には善法寺通清の娘、紀良子（きのよしこ）が２代将軍足利義詮(あしかがよしあきら１３３０?１３６７年)の側室となり３代将軍足利義満（あしかがよしみつ１３５８?１４０８年）の母となった。出世した良子は実家に紅葉の樹を寄進し、今も紅葉が美しいことから「紅葉寺」と呼ばれている。
京都・八幡の「流れ橋」は木津川に架かる八幡市と久御山町を結ぶ上津屋橋（こうづやばし）の通称で全長約３５６．５ｍ幅３．３ｍの現存する木橋では日本で最も長い橋とのことだが２００９年１０月８日の台風１８号の直撃によって破壊されていた。
「流れ橋」は普通の木造橋だと増水の度に流されてしまうので欄干が無い平坦な形で特殊な構造になっている。木津川が増水して橋面まで水に浸かると８つに分割されている橋板はワイヤーで橋脚に繋がれており、橋板は橋脚から離れ自然に浮かび流れに逆らわず筏のように川に浮かび水が引けば８つの橋板を橋脚に並べ直し元の橋の形に修復するとのことだった。１０月８日の台風１８号の直撃の直撃では流れの激しさが橋の強度を上回ったのだろう、すぐには修復できないほど破壊され無残な姿になっていた。
「流れ橋」は市民に利用されているだけでなく、２０００年後期ＮＨＫの朝ドラ「オードリー」で主演の岡本綾演じるヒロイン・佐々木美月が「流れ橋」の上で立ち回りを演じたシーンをはじめ時代劇では暴れん坊将軍、鬼平犯科帳、銭形平次、必殺仕事人シリーズなどテレビ・映画のロケ地として良く利用されているが、当分ロケで使えそうにない状況だった。２０１０年１１月現在は「流れ橋」は修復され再び市民に利用されている。


やわた流れ橋交流プラザ　四季彩館--http://www.shikisaikan.co.jp/
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（写真は流された「流れ橋」）