高梁・吹屋小、20日に閉校式 100年の思い出 ありがとう 岡山 - 備中高梁 のクチコミ
高梁・吹屋小、20日に閉校式 100年の思い出 ありがとう 岡山
- comevaさん
- 男性 / 備中高梁のクチコミ : 1件
- 旅行時期 : 2012/03(約14年前)
高梁市立吹屋小学校が今年度で閉校する。築後100年を超える木造校舎は現役では国内最古で、惜しむ声は少なくない。現在の全校児童は7人。20日の卒業式と閉校式を前に、子供たちは最後の思い出づくりに日々を過ごしている。
同小は明治6年に開校。33年に現在の木造平屋建て東西両校舎が完成、東西校舎を結ぶ中央には42年に折上(おりあげ)天井とアーチ形玄関の2階建て本館が建てられた。いずれも県指定重要文化財になっている。
吹屋地区は銅山とベンガラで繁栄し、最盛期の大正時代には300人の児童が同小で学んでいた。現在の児童は1、2年生各1人、5年生2人、6年生3人。複式2学級で授業が行われている。教職員は6人。
◆解体修理、保存へ
校舎で学べる日数があとわずかになった児童らは卒業式、閉校式の準備を前に「自慢の学校がなくなるのは寂しい」「過ごした日を忘れないように心にしまっておきたい」「毎日心を込めて掃除をしている」などと、それぞれ校舎への思いを口にしている。
卒業式は本館2階で行われ、校舎とほぼ同年齢というオルガンの演奏で6年生が見送られる。
吹屋地区には全盛時の建物がいくつも残り、ベンガラの赤褐色の町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。その一角にある吹屋小校舎は地区の“宝”。同市は校舎を保存し、観光資源に活用しようと解体修理する計画。平成24年度に設計、25年度から3年かけて実施する。
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