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2025年日本国際博覧会 大阪・関西万博

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体験した者だからこそできるアドバイス

  • 4.0
  • 旅行時期:2025/07(約6ヶ月前)
TOSHIさん

by TOSHIさん(男性)

大阪ベイエリア クチコミ:2件

★カジノ(IR)につなげる為の万博だと批判する声も聞きますが、「それとこれとは別」と思える方にとっては、行けば十分楽しめる一大イベントだと感じました。
★アクセスとしては、往路はシャトルバス利用で西ゲートから入場し、帰路は東ゲートから退場後大阪メトロ中央線利用が結果として正解でした。おすすめルートです。
★予約時刻以降は入場できるので、やはり出来るだけ早い時刻枠で取っておいてそれ以後に入場するというのが賢いやり方のようです。
★1日で2万5千歩、16キロ以上の歩行が記録されましたが、エアコンが効いている建物内に入ることも多いですし、待ち列が日陰であるパビリオンを意識して選んだこともあり、また大屋根リングの下も海風で涼しい所が多いので、懸念したほど体力は奪われませんでした。それでもUVカットの日傘やつばの広い帽子は必須です。
★軽めのマイボトルの持参をオススメします。給水機は故障のアクシデントや待ち列の長さに差こそありますが、意外にたくさん設置されているので頻繁に水を入れられます。私と家内はジャスミン茶とアクエリアスの粉末をそれぞれボトルに入れて携帯し、何度か給水しました。
★当日朝にコンビニで購入しておいたカステラやドーナツも役に立ちました。パビリオン見学の合間に口に運んで空腹をしのぎ、お昼時の食事(レストランやキッチンカー)の待ち列が一段落した中途半端な時間帯に、休憩を兼ねて食堂で座るのがおすすめです。お昼時のレストランに列ぶ時間はもったいないです。
★持参した軽量折りたたみ椅子はあまり活躍しませんでした。列は少しずつ進むので(笑)
★少しぐらい列が見えても、進んでいるようだったら思い切って列んでしまった方が良いです。「ここも列んでる・・・」と言って彷徨っている人たちは、結局暑い中を歩くだけでどこにもまともに入ることができず、「最低」とボヤいていましたからね。

ここからは記録と正直な感想を含むレポートです。

【往路】9時発シャトルバス
 万博会場東ゲートの混雑が問題となっていたので、当初東ゲートで予約してあった入場口を、万博公式サイト内のマイチケットページから西ゲートに変更してありました(公式アプリ「EXPO 2025 Visitors」からも確認できます)。同時にシャトルバスを「KANSAIMaaS」というアプリで予約もしておきました。大阪上本町駅(私たちは上六と呼びますが)ビル2階の近鉄上本町バスターミナルという、関西以外ではやや知名度が低い場所から乗車するルートを選んだのはスマッシュヒットで快適でした。ベイエリアに出るとUSJや天保山を眺めつつ爽やかなドライブも終盤、カジノ(IR)関連と思われる工事現場を横目に見ながら、ほどなく西ゲート近くの夢洲第1交通ターミナルに到着です。(帰りのこの路線は阿倍野橋駅に立ち寄るので時間がかかります)

【入場】10時予約
 予約時刻の前だったので、10時の列が動き出すまでの20分ほどは、持参した軽量折りたたみ椅子で耐えましたが、皆さんの日傘のお陰で直射日光を浴びずに済んだものの、人熱れで最も暑く感じた時間帯でした。予約時刻以降は入場できるので、やはり9時で取っておけばよかったと後悔しました。
 予約時刻の5分ほど前から荷物検査が始まり、定刻10分後程度で西ゲートから無事入場出来ました。飲料は荷物に入れず別持ちで係の方に示しましょう。

【パビリオンほか】
●事前または当日予約で入館したものに丸数字
●先着順で列んで入館したものは全角数字
●目的を持って見学した場所(パビリオン以外)は括弧数字
で表示します。

(1)機動戦士ガンダム像(GUNDAM NEXT FUTURE館前)
 西ゲートから入場して左の大屋根リング方向へ進むとすぐに見えてきます。それだけでもうテンション爆上がりで、いろんな角度から何度も撮っちゃいました! 横浜の山下埠頭に立っていた時には無かった腰から太腿にかけてのパーツには「OSAKA YUMESHIMA TERMINAL」というデカールが施されています。パビリオンは予約のみです。
(2)ミャクミャク像越しの鉄腕アトム(PASONA NATURE VERSE)
 ミャクミャク像の正面は撮影待ちの長蛇の列。横や後ろ姿も十分かわいいです。

(3)大屋根リング
 実際に見上げると、その巨大さと立派さに感嘆の声が上がります。間違いなく一見の価値ありです。灼熱の昼間は諦め、日没前から夜のライトアップがおすすめです!

☆当日予約端末
 入場後10分後から1つチャレンジが出来ます。西ゲートからだと当日予約センターは遠いので、大屋根リング沿いに海方向へ南下した先がおすすめ。入場後20分後に端末前に立ち考えながら選んだのですが、制限時間3分はウルトラマンでなくても短い! △印のものは大概埋まっているので、潔く○印の中から選びましょう。使用後10分経たないと次の予約は出来ませんので慎重に。13:20の未来の都市館(参加型シアターなし)が最速の空き枠でした。

1.シンガポール共和国館(先着のみ)
 狙っていたオランダ館の先着入場枠はすでに無くなっていたので、近くの此処に方針変更。「ドリーム・スフィア」と呼ばれる真赤な球体型パビリオンは眼を惹きます。少し列があっても陽陰に列べるのも選んだ理由の一つでした。15分ほどで入館できました。天井から吊り下げられた鳥たちの装飾も華やかで、360°ドームに投影される映像も美しいものでした。最後は生花に豊かに囲まれる空間。シンガポールを訪れた際の植物園などを想い出せる懐かしい癒やしのひとときでした。
https://youtu.be/KDEpIzBQk_4

☆土産購入
JRの会場内オフィシャルサテライトストア(大屋根リング下)で。素敵なエコバッグをゲットしましたが、すでに11:00。

2.ポーランド共和国館(先着・予約)
 2か月前抽選・7日前抽選・空き枠先着申込のいずれでも取れなかったのですが、意外にも列べそうな様子。創造性と革新性の波が広がることを木材を基調として表現しているというパビリオンはお洒落で落ち着いています。シンガポール館よりも進みは良くないものの、30分程度で入場できました。自分のセンスで作ってみた植物が立体的に美しく大きく映し出されると、ちょっと感激します。最後にポーランド出身の作曲家ショパンをテーマにした映像と音楽の部屋が! コンサートルームでのピアノのリサイタルの予約はかすりもしませんでしたが、やはりピアノの美しい音色には聴き惚れました。

(4)ドーブル(ポケモン)像
 隣には、ダイキン提供の氷冷休憩施設があります。

3.オマーン国館(先着のみ)
 40名ずつが入館する12分のツアー形式なので、列の人数を数えてみると待ち時間の目安が分かります。テーマは土地・水・人々ですが、中東だからこそ水の大切さに焦点を当てたイマーシヴ映像は美しく没入感のあるものでした。最後に水に関する日本のことわざが書かれていたのも興味深いものでした。

4.コモンズD館(先着のみ)
 パレスチナでは歴史と現状を大学生が詳しく説明してくれました。悲惨な実態で同情をかおうとするのでなく、文化や生活について時にユーモアを交えながら明るく説明してくれたところに、好感が持てました。
 ラオスで販売していた爽やかそうなシャツは色合いも素敵だったのですが、サイズが合わず残念でした。
 モンゴルのチンギスハンの肖像も魅力でしたが、非売品のようでした。VIVANTとコラボするわけにもいかないようで、来訪者は多くありませんでした。
 ほかにサントメ・プリンシペ、アンティグア・バーブーダ、タジキスタン、ブルキナファソ、トーゴ、赤道ギニア、ブータン、キューバ、マリ、ベリーズのブースも訪れました。コモンズ館は、オリンピックの開会式でしか聞き覚えのない国々も含めての出展なのですが、エアコンも効いているので立ち寄るのはおすすめです。スタンプラリーのみで入館している人たちも多くいましたが、ゆっくり回ると面白いのにと残念に思いました。

⑤.未来の都市館(原則予約・先着)
 西ゲートを越えた北西部、ギネスで人数記録が認定された盆踊りが行なわれたEXPOアリーナのさらに先という奥まった位置にあります。端末で当日予約出来た13:20までは休憩所で淡路島や四国などを眺めていましたが、人も少なく海風が心地よいので穴場かも知れません。予約があるので、列んでいる人々を横目に定刻ピッタリに入館できます。エントランスの映像内にいるキャラクターはカメラでこちらを捉えてAIで処理しているらしく、手を振ると「あ! 手を振ってくれたのネ、ありがとう」などと反応してくれました。
 中の展示は多様でしたが、クボタの未来の農業用機械のほか、川崎重工業がバイクの次の乗り物として開発している?4足走行のカッコ良い動物型ロボットCORLEOやALICE(Accessible Linkages for Innovative and Comfortable Experiences)SYSTEMなる未来の移動システムにも強く興味を抱きました。旅行者はキャビンに乗り込むだけで、そのキャビンが、車(ALICE Car)、電車(ALICE Rail)、船(ALICE Ship)、飛行機(ALICE Aircraft)を自動で乗り継ぎ、目的地まで快適な旅が出来るという代物です。

☆風の広場マーケットプレイス(グランドフードコート)
 持って来ていたカステラを昼前にかじっただけでしたので、14:05とかなり遅い昼食を此処で。アジア系のおじさんに「入ってください、お願いします!」と懇願されたので入って、イタリア料理カウンターで選んだのはイタリア感のほぼ無いラムチョップとバングラデシュのサムライカレー(1,490円 笑) 珍しいかと注文した樽詰のノンアルビール(660円)は冷たくて旨かったです。紙皿に盛られたラムと千切りキャベツは2,980円と驚愕の値段でしたが、味は悪くないですよ。音楽の生演奏もありました。
 建物を出て西ゲートの方へ戻ろうと隣の建物をふと見ると、日本の店や安い海鮮丼などがありちょっと後悔。でも海外の屋台食堂で食べたと思えば、まあいいかと納得させることにしました。せっかく万博に来たんですから。

6.バングラデシュ館(先着のみ)
 未だずーっと西エリアにいます。人気のセルビアやエジプト館に挟まれた此処は穴場。ですが、順路が自然な動線通りに組まれておらず、皆右往左往していました。

7.カンボジア館(先着のみ)
 人気のベルギー館隣の建物の一角にあります。アンコールワットの模型以上に大量の稲穂が印象的でした。

(5)カビゴン像
 おなかの上で寝てみたかったのですが、誰もしていないので、やめました。
 
8.コモンズB館(先着のみ)
 ジャマイカには映画「クール・ランニング」でおなじみのボブスレーが堂々の展示。
 ほかにジンバブエ、パラグアイ、ドミニカ、セントビンセント及びグレナディーン諸島のブースも訪れました。カーボベルデ、チャド、シエラレオネのブースは奥の壁の裏側、トイレへの通路沿いにありますので、お見逃しなく。エチオピアとツバルを見逃してしまったのが心残りです・・・。

9.コモンズC館(先着のみ)
 イスラエルには、嘆きの壁と同種の石がエルサレムから運ばれて来ていて、自由にさわれました。聖地を支配していることを誇らしげに伝えようとしているようにも思えました。戦争当事者であることについての言及は、当然ながら一切ありませんでした。パレスチナブースで詳しく説明を聴いた後だからこそ、強い憤りに似た気持ちに支配されてしまいました。
 また、ウクライナは黄色と青で統一され、正面に掲げられた「NOT FOR SALE」の文字が無言の抵抗を強烈にアピールしていました。もちろんロシアは出展していません。
 ほかにモンテネグロ、グアテマラ、サンマリノ、スロバキア、パナマのブースも訪れました。
 
10.トルコ共和国館(先着のみ)
 北エリアへ移動。お土産売場だけに入ることは出来ない構造だったので、入館。まずトルコ国旗に描かれている太陽と月で象徴される昼と夜の概念を具現化したオブジェがお出迎え。その先にはかつて紀伊半島の串本近くで遭難したオスマントルコの軍艦エルトゥールル号の大きな模型が展示されていました。日本人の救難活動がトルコで伝え継がれているというのは有名な話です。気球の浮かぶカッパドキアの模型の下をくぐると、お土産売場です。15:43になっていました。超甘いけど美味しい「バクラヴァ」や、青い目玉のお守り「ナザール・ボンジュウ」を買い求めました。トルコアイスを食べそこねたのが心残りです。

11.ネパール館(先着のみ)
 最後のパビリオンとして7月19日にオープンしたばかりなので、是非入りたいと向かったのですが、同じことを考える人も多いようで、大屋根リングの下に列ばされました。でも進みもはやく、15分ほどで入館。1階はほぼフードカウンターと物産展会場(笑)でしたが、2階には仏像・仏画などが展示されていました。

(6)ピカチュウ像
 ピカチュウとともに写真を撮れるフレーム付きなのですが、外国人カップルはこだわりが強くなかなかどいてくれません。仕方なくピカチュウだけをズームで撮影orz

12.カタール館(先着のみ)
 隈研吾事務所が手がけたパビリオンは、ダウ船と呼ばれる伝統的な帆船と日本の伝統的な指物の技術にインスピレーションを受けたデザインだそうです。資源と貿易の拠点である海岸線に多くの人々が暮らしているという実態を知ることが出来ました。「あの悲劇」の舞台ドーハはこの国にあります。

⑬.カナダ館(予約・先着)
 外観は、自然現象「水路氷結」を表現していて、川面の氷が溶けて流れることで生まれる儚い氷の造形がモチーフのようです。
 此処は唯一2ヶ月前予約で入館が確約されていたパビリオンでした。夕方の時間帯を狙ったのが良かったのかも知れませんが、スタンバイ列を横目に予約者専用通路を進みます。
 パビリオン内は自分の足で歩いて進みながら拡張現実(AR)を活用した体験型コンテンツを楽しむ形式です。1グループに1台タブレットが渡されます。フレーム一体の持ち手も付いているので結構重いです。新婚旅行で訪れた都市や自然などを想い出しながら行きつ戻りつしつつ楽しみました。よく見ると色んな発見が出来ます。最後はカナダ宇宙飛行士が星空で宇宙遊泳をしていました。

14.アラブ首長国連邦館(先着のみ)
 ガラスに覆われた空間にナツメヤシのツリーが何本も立てられている不思議な姿なのですが、中に入ってみると微かな香りに包まれ、癒やされます。なるほど、だからこういう構造のパビリオンなのか!と納得します。大地に根を張り天空へと伸びるナツメヤシはUAEの人々の精神の象徴だそうです。

(7)旅立ちの仲間の像
 フシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメが並んでいます。

15.コモンズA館(先着のみ)
 バヌアツ、エスワティニ、トンガ、ルワンダ、キルギス、セントクリストファー・ネービス、スリナムほかが入っています。
 東ゲートに近いので、退場前にトイレを利用するのも便利な場所にあります。

16.アゼルバイジャン共和国館(先着のみ)
 パビリオンの外観がトップクラスに魅力的です。エントランス通路のアーチを通過するごとに、「七つの美」の像が回転する姿に出会えます。中では多様で豊かな文化について知ることができました。

☆大屋根リング
 リングの内側にあるポップアップステージ東でのダンスバトルを楽しんだ後、日没直前にエスカレータで上がりました。外側にもポップアップステージ東があり、そこでもイベントが行なわれているのが見下ろせました。
 大阪湾に沈みゆく夕陽、明かりが鮮やかになってくる各パビリオンなど、やはりこの時間がベストだと思います。この辺りは通路が二重になっていて間に芝生の斜面も設けられています。花火を待つ人たちを含め、多くが思い思いにくつろいでいました。
 ポルトガル館の脇へエスカレータで下りました。

(8)イーブイ像

(9)ラプラス像

⑰.中華人民共和国館
 中国の伝統的な書道の巻物を広げた形をモチーフにしているパビリオンの外壁が眼を惹きます。「有朋自遠方来 不亦楽乎」などよく知る一節を見つけるとうれしくなります。一方で、ほぼ読めない文字も多くありました。漢字の世界は奥深いです。
 殷時代の青銅板、王羲之の書物など、伝統と歴史の実力を見せつけられる一方で、無人探査機「嫦娥6号」が世界で初めて月の裏側から採取した砂が表側の砂とセットで展示されているなど、科学技術力の高さも強烈にアピールしており、中国が世界の頂点に立ちつつあることを感じざるをえない内容でした。個人的には自然に由来し、自然に順応し、自然と調和して生きる中国文化の象徴としての二十四節気を表現した映像が気に入りました。
 出て来ると20時からの花火が始まっていました。

【退場】
 ポケモンもそろえられたので(笑)花火の終演後、東ゲートに近いコモンズA館でトイレを済ませ、大阪メトロ中央線の夢洲駅へ向かったのですが、帰り客の集中時間なので、大きく迂回させられました。それでも実は駅のホームまで一度も止まることなく進めました。
 逆に、入場時は駅に到着した人々が次々に東ゲート前に供給されてくることをイメージすると、やはりバス+西ゲート入場は正解だったと思われました。

【帰路】
 この時間帯、中央線は2~3分おきのピストン運転なので、ホームも人であふれかえってはおらず、意外にも車内もぎゅうぎゅう詰めではありませんでした。停まっていない側のホームで次発を待てば座れたかも知れないくらいでした。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
カップル・夫婦
アクセス:
4.0
人混みの少なさ:
3.0
催し物の規模:
5.0
雰囲気:
4.5

クチコミ投稿日:2025/07/29

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