日本で唯一の鹿の楽園
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- 旅行時期:2025/05(約8ヶ月前)
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by ちぇろきーさん(男性)
奈良市 クチコミ:1件
奈良県庁から国立、県立、市立の美術館、大仏がある東大寺や興福寺、若草山、春日大社など奈良の主要な観光名所がほぼこの公園の周囲にあります。
美術館を回り出すと数時間では足りないと思います。
公園と言っても東西4㎞、南北2㎞で広さ660ヘクタールもあり、近鉄奈良駅から歩くと10分くらいはかかりますので、公園までバスに乗るのもひとつの手です。
インスタなどで有名になったせいか日本人より外国人のほうが多く、その割合は中国人4割、白人系2割、それ以外の外人1割、日本人2割くらいです。
平日だと外国の人の割合が増えると思います。
公園と言っても遊具などはなくトイレと休憩所がある芝生におおわれている空き地です。真ん中に屋根付きの休憩所もあります。この休憩所にも、鹿が入ってきて鹿と超接近して遊べることもあります。
公園内にはあまり、自販機などはないので、(途中国立博物館手前のギフトショップに自販機はあります。)駅前で飲み物などは購入しておいたほうがいいと思います。
公園の至る所に1000匹以上(去年行われた頭数検査では1325頭いたらしいです。)の鹿がいるので鹿公園の様になっています。
普通は近鉄奈良駅から10分ほど歩いた興福寺の参道入り口付近で最初の鹿に出会います。(イベントが行われてるとその辺りにはいません。)
鹿のほとんどは大宮通りと呼ばれる主要道路の南側にいます。
鹿は角を切られたり、生まれたばかりの小鹿の世話をされてるだけで、誰かに管理されてるわけでもないので好き放題にそこらじゅうに歩いてます。
柵などもないので好きなところを移動してますので、鹿によっては近鉄奈良駅の周辺位に迄来ている物もいます。
鹿のウンチは1~2cmの黒い丸まったやつですが、そこらじゅうに落ちていますので、足元には気をつけましょう。
ウンチの臭いが強い所もありますが、すぐに慣れてくると思います。(特に日陰で多数の鹿が休んでる所は湿っていますので臭いがきついです。)
鹿は、朝9時頃になると寝ていた山から降りてきて、夕方5時位になると鹿煎餅の売店がたたむので5時になるとほとんどの鹿は、山に帰るのでそれまでに購入した煎餅はあげましょう。
興福寺の参道入口付近に最初の鹿煎餅の売店があります。
鹿煎餅は、10枚200円で売られています。(自動販売機でも売られてますが、自動販売機の煎餅は少し高くなってますがそれ以外では値段は均一です。)、その煎餅を購入して鹿に上げる形になっています。
煎餅は紙でくくられていますが、その紙は一応鹿が食べてもいい素材で出来ているみたいです。
大きなイベントがない時には興福寺前の辺り位から煎餅目当ての鹿がそこらじゅうにいます。
大きなイベントがある時は国立美術館辺りからいます。
まず驚くのは鹿の数の多さと野生とは思えない程鹿が人慣れしていることです。
煎餅を欲しがる物はわかりますが、別に煎餅を欲しがらない鹿も、人を全く怖がるどころか人を警戒すらしてないです。
別に煎餅をあげたから触らせてあげるということではなく、煎餅をあげなくても鹿に触ることは出来ます。
ここにいる鹿は、人に囲まれても、なんとも思わないみたいですし、触られても視線すら合わせない位なので触り放題です。
たまに、鹿に抱きついている人もいますが、鹿の体にはダニもいますので抱きつくとダニが移る可能性がありますので注意しましょう。
ダニに移られて噛まれると、全身に湿疹が出たりしますので気を付けてください。
公園内の木の周辺で座っている鹿も多く、インスタに載せる写真は自由に撮りほうだいです。
至るところて鹿と自撮りしている人がいます。
煎餅を欲しがる鹿と満腹のせいか全く煎餅に、興味を示さない両極端の鹿がいます。
鹿煎餅を欲しがるやつは、歩道に出てきたり、鹿煎餅の売店周囲にいますので、その鹿に煎餅を持っていることがわかると、鹿にたかられます。
特に売店によっては人が煎餅を買うのを待ち構えてますからその待ち構えてる鹿に煎餅を上げ出すとあっという間に数匹に囲まれて、売店の邪魔にもなりますので鹿煎餅を購入した後は、売店から離れて上げる方がいいと思います。
鹿は大きい物で170cm位全長があるので、2~3匹に囲まれて、鹿煎餅をたかられると大人でも恐怖を感じます。
また、煎餅をあげても数秒で食べてしまいますので3匹以上に囲まれると順番にあげても煎餅をあげきれない鹿が催促してきて『俺にもくれ』と服や鞄をつつかれたり、かまれます。噛まれると鹿の唾液が付きますので注意しましょう。
又パンフレットなど紙類やビニール袋を持っていると、食べようとするので気を付けてください。
年に数頭の鹿がビニールを胃に詰まらせて死んでいます。
ポケットに入れていたパスポートを待っていかれた外人がいるくらいです。(笑)
囲まれて、エサを与えるのが遅くなると、「早くくれ」と催促してきて、服を噛んできますので注意しましょう。
鹿に噛まれも怪我はしないと思いますが、唾液で服が汚れてしまいますので、気を付けましょう。
鹿に囲まれて、後退りして転倒して、大怪我した人もいますので気を付けましょう。(それを危惧してか、公園には大きな石は置いてません)転倒しない限りは大怪我はしないと思いますが、特に小さい子供は気をつけた方がいいと思います。
特に自分より背丈が低い子供には鹿が2本足で立ちあがって威嚇したり蹴ってきたりすることがありますので小さな子供は気をつけた方がいいです。
後、けちって煎餅をあまり、小さくしてあげてると、鹿が苛立って怒って威嚇することもありますので、大きな鹿には煎餅はそのままあげたほうがいいと思います。
大きすぎで煎餅が地面に落ちても鹿が拾って食べますのでそのままの大きさであげたほうがいいと思います。
持っている煎餅がなくなった時には、両手の手のひらを鹿に見せるポーズをして、『もう持ってません』と鹿に見せると、鹿は離れて行きます。(バッグの中に隠していると臭いで追いかけられることがあるみたいです。)
鹿煎餅以外の食べ物は鹿の健康の事を考えて与えてはいけないことになっています。特に野菜を上げると野菜の味を覚えて地元の農家の農業被害に繋がるので鹿煎餅以外はあげないで下さい。
生まれて数ヵ月のお乳を飲んでる小鹿は煎餅を食べないですし、小鹿は人間を恐れて近寄ると逃げられることが多いです。
小鹿に触って人間の匂いがつくと場合によっては親から育児放棄にあうので小鹿を触るのはやめましょう。
目の前に煎餅を、持っていっても興味を示さない鹿はお腹一杯なので無理矢理煎餅を与えるのはやめましょう。
進んで行くといくらでも煎餅を、欲しがる鹿はあなたを待っています。
東大寺の参道まで行くと、多くのお土産店や食堂や、アイスクリームやかき氷を売っている売店があり、鹿煎餅の売店もありますので、参道には沢山の鹿がいますのでそこで鹿に煎餅をあげてもいいと思います。
参道の途中に橋がありそこを降りて行くと、川でくつろいでいる鹿が見れます。
鹿と人間が入り乱れている異世界を味わえるのは世界でもここだけだと思いますので、今まで味わった事のない素晴らしい体験ができると思います。
- 施設の満足度
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5.0
- アクセス:
- 1.0
- 景観:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 2.0
クチコミ投稿日:2025/06/04
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