明治期の豪商の風格と歴史 ~ 三楽荘 旧保澤家邸
- 3.5
- 旅行時期:2024/09(約1年前)
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by 機乗の空論さん(男性)
帝釈峡・比婆山・神石高原 クチコミ:4件
旧東城町は江戸時代の浅野家支藩の東城藩として栄えた陣屋の城下町であり、その趣きを今に伝える街道東城路の町並みが残る中心的な観光しポットが「三楽荘 旧保澤家邸」です。
保澤家は明治24年に呉服反物商・醤油醸造業で成功を遂げ、その後の昭和24年からは旅館業・三楽荘として転業を図り60年間に渡り山陽・山陰を行き交う旅人から親しまれて来ました。
その通りから観て大きな入母屋造で2階部の虫籠窓が目を惹く黒漆喰壁は威風堂々たる風格であり他を圧巻するほどです。
主屋・離れ・茶室・土蔵・門・塀の5件が国登録有形文化財であり、主屋や離れ・茶室から眺められる池泉鑑賞式の日本庭園に主の拘りを感じます。
離れの大広間は6室60畳から成る広い空間で、その欄間の見事な意匠は牡丹唐獅子に雀に竹、付書院の吹寄花菱格子、2階の欄間は流水に菊と花形窓のシルエットが美しい障子戸…などなど、当時の大工の職人技が光るものばかりで、同時に国内外の銘木がふんだんに使われていました。
また、主屋の2階は旅館になってから改修された部屋が並ぶので、他の部屋と比べれば一風変わった木材が好んで使われていてそれがまたユニークで素晴らしいです?。
勿論、入館は無料なので東城へ行った際には是非、見学をお薦めします!。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- JR東城駅から徒歩で10分と判り易い!
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 平日の3時頃でしたので貸切でした
- バリアフリー:
- 2.5
- 階段や段差は有ります~
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2024/11/08
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