山間に残された昭和のタイムスリップ ~ 備後落合駅◎
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- 旅行時期:2024/09(約1年前)
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by 機乗の空論さん(男性)
帝釈峡・比婆山・神石高原 クチコミ:4件
芸備線に所属する「備後落合駅」は当駅を終点とする木次線が接続する駅で中国山地の山間部に位置する駅で周辺には何もないところです。
昭和50年頃までの旧国鉄時代は備北地区の基幹駅の一つとして機関区・宿泊所・保線分区・通信分区などが設置され大勢の職員で賑わっていました。
駅前には旅館や食堂に理髪店・タクシー営業所などもあってちょっとした落合商店街でしたね?…。
往時はまだ蒸気機関車も現役で8620形やC11形・C12形が所属してました。その端に機関車庫・転車台・給水塔・貯炭場などの施設も有り、山の中に響く汽笛が望郷的でした…。
また、キハ58形・キハ55形気動車の急行ちどり・たいしゃく・みよしの優等列車もありました。
駅構内は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線の地上駅で、駅舎は木次線が使う単式ホーム側に設けられており芸備線が使う島式ホームへは構内踏切で連絡している昔ながらの景観が似合う駅です。
待合室には芸備線を通して多数の写真が所狭しと展示されているので懐かしさの余り見惚れてしまいました…。
坂道の橋の袂に在る元大原旅館も既に廃業し売店やタクシー営業も何もかもが無く成ってしまい時の流れを感じました…。
それでも、駅構内のベンチで辺りの景色を眺めていれば旅をしている実感が思いと重なって長閑な時間だけが過ぎて行きますね~。
- 施設の満足度
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4.0
- 施設の快適度:
- 4.0
- 何も無いのが最高の快適なのかも知れません?~
- バリアフリー:
- 4.0
- 段差、階段、坂道と全てが昭和のタイムスリップフリー
クチコミ投稿日:2024/11/05
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