分流部に堰を設けて矢作川が増水した際に矢作古川への流入量を抑えるために矢作古川分派施設は造られました
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- 旅行時期:2024/01(約2年前)
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by kasakayu6149さん(男性)
西尾・一色・幸田 クチコミ:3件
矢作古川分派施設は2016年(平成28年)竣工のコンクリート・鋼製オリフィス構造(可動堰)
矢作古川分派施設は矢作川と矢作古川が分かれる所にあります。
矢作古川は且つては矢作川の主流でしたが、洪水が絶えないため徳川家康の命により矢作新川(現在の矢作川)が掘削されました。その後も矢作川は拡幅や堤防等の整備が続き現在の姿になりました。
主流が矢作川になり洪水の危険が軽減されたとはいえ、依然として矢作古川は定期的に水害に見舞われていたため、分流部に堰を設けて矢作川が増水した際に矢作古川への流入量を抑えるために矢作古川分派施設は造られました。
分派施設はいわゆる「穴あきダム」形式で造られ、普段は堰下部の空間から矢作古川へと分流しますが上部に堰を設ける事で矢作川の水位が上昇しても下部の空間を流れる以上の水量は矢作古川に流入しない構造となっています。
矢作川は上部に矢作ダムを擁していたり川幅が広かったりしている事も有り、幸いにして2016年(平成28年)竣工以来、矢作古川分派施設が活躍する場は無い様です。この手の施設は有事に備えるために造られますが、造ったものの活躍しない方がありがたいと言う不思議な施設となってしまいます。それをでも決して無駄では無く天災に対して備える事はとても重要だと思います。
尚、2023年4月にダムカード配布対象施設となりました。
比較的近隣にある「豊橋河川事務所 安城出張所」で頂く事が出来ます
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- マイカー訪問での評価
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 平日訪問での評価
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2024/04/13
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