登録有形文化財に登録された旧駅舎
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- 旅行時期:2023/08(約9ヶ月前)
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by おけいはんさん(男性)
白山・白峰温泉・一里野温泉 クチコミ:1件
元北陸鉄道石川線の終着駅であり、2021年に国の登録有形文化財に登録された駅舎。1984年に金名線が休止(1987年に廃止)されるまでは金名線の始発駅でもありました。
歴史は古く、金名鉄道の「神社前駅」として現在地に開設、1937年に「加賀一の宮駅」と改称し、保存されている駅舎は1940年に完成したもの。駅名は最寄りの白山比め神社が、加賀国白山七社のいち一宮であることに由来します。
建物は、二階建て入母屋造りで、正面左寄りに唐破風玄関を設け、唐破風の妻壁に蟇股、軒下に舟肘木を付け、柱の下に礎石礎盤を据えるなど社寺建築の細部意匠を取り入れるなど、昭和初期の近代和風建築の一つとなっています。として貴重との評価を受けています。
2009年に鶴来~加賀一の宮駅間の廃線により、駅舎としての役割を終え、2013年に北陸鉄道から白山市に寄付され改修。現在は、エアコンが完備されたキャニオンロード(サイクリングロード)の休憩所として利用されている他、北陸鉄道時代の貴重な資料がそのまま保存されており、電車がやってきそうな雰囲気です。
- 施設の満足度
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5.0
- 施設の快適度:
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クチコミ投稿日:2024/03/31
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