ここで「大山詣」の前に身を清めます。その賑わいは、まるで真夏の海水浴場のようだったとされています。
- 3.0
- 旅行時期:2023/12(約6ヶ月前)
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by Lily-junjunさん(男性)
両国 クチコミ:29件
墨田区両国1丁目にある「石尊垢離場跡」についての情報を発信していきます。「石尊垢離場跡」へのアクセスは、R総武本線「両国駅」の西口を出て左方向へ150mほど進み、「国道14号」(京葉道路)まで行きます。「国道14号」(京葉道路)の横断歩道を渡り、右折し170mほど直進すると「両国橋」があり、その袂に「両国橋児童公園」があります。その手前を左折し100mほど進むと右手に「石尊垢離場跡」の説明板があります。
「石尊」とは、神奈川県伊勢原市にある「大山」のことで、標高1,252mの山で、気軽に登れるので江戸中期に「大山詣」は大変人気がありました。「大山」の山頂の「阿夫利神社」は、商売繁盛と勝負事に御利益があるので江戸っ子が講を組み、白衣に振り鈴、木太刀を背負った姿でお参りに出かけました。「大山詣」に出かける前に、両国橋東詰の袂の「石尊垢離場」で水垢離を行い、「奉納大山石尊大権現」と書かれた納太刀を持って出かけたそうです。「石尊垢離場」では、参詣に出かける者が胸のあたりまで水につかり「さんげさんげ、六根罪障、おしめにはったい、金剛童子…」などと唱えながら、屈伸を行い、そのたびにワラで作ったサシというものを流したそうです。その賑わいは、真夏の海水浴場のようだったとされています。ちなみに、水垢離とは、神仏に祈願する時、冷水を浴びて汚れを除き心身を清浄にすることです。やはり、、神仏に祈願する時は、このような神聖な儀式が大切なのですね。
01_【一口メモ】
所在地…〒130-0026 東京都墨田区両国1丁目8-3
02_【アクセス】
1 電車を利用して
⑴ JR総武本線「両国駅」西口から徒歩7分450m
⑵ 都営地下鉄大江戸線「両国駅」A5番出口から徒歩12分850m
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- JR総武本線「両国駅」西口から徒歩7分450m
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- 赤穂浪士関連の名所・旧跡と少し離れているので、観光客はいませんでした。のびのび、ゆっくり鑑賞できます。
- 見ごたえ:
- 3.0
- 観光用の高札なので、説明文を読んで当時の状況や様子を想像するしかありませんでしたが、いろいろ歴史の勉強になり、知識を蓄積できます。
クチコミ投稿日:2024/01/19
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