旧500円札の山
- 4.0
- 旅行時期:2023/03(約3年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
大月 クチコミ:13件
1982年の500円硬貨流通開始までおなじみだった、旧500円札紙幣の裏面の富士山のモチーフとなった写真が撮られた場所として有名です。あの岩倉具視の500円札を手にしたことのある、或る一定年齢以上の世代の人に受けそうな場所です。
標高1874mの山ですが、登山口(大峠)は1560m。そこから、途中、写真や動画を撮りながらでも35分ほどで山頂に到着したので、初心者でも登れる山という印象です。ただ、ハイキングと呼ぶにはちょっと急登に感じる場面もあるかもしれません。
山頂からは、旧500円札で見られる富士山の風景が遠望できます。山頂付近は、富士山方向に斜面の木が広く刈られ、スキー場の斜面のようになっていて、富士山方面だけは見晴らしがよいです。また、旧500円札の絵柄の看板が設置されていて、お札の意匠を忘れてしまった人も簡単に比較できます。
旧500円札の写真が撮られたのは、昭和17(1942)年の11月3日の早朝(午前7時15分頃)ということで、紅葉がきれいな同じ季節を狙ってもよいかもしれません。ただ、大峠までの林道は冬期閉鎖(2022年度は2022年12月10日から2023年4月25日まで)になるので、それまでに登っておいた方が楽です。
なお、冬期閉鎖と言っても、桑西(くわさい)配水池ゲートからの7.6kmの区間で、急カーブはあるものの、舗装はよくされていて歩きやすいので、ゲート横の広い駐車場に車を停めて歩くこともできます。冬場に訪れると、木の葉が落ちているので、登山の途中でも木々の隙間から周囲の景色が少し見えやすくなっています。
アクセスですが、東京から中央道で最寄りの大月インターまでは、おおよそ1時間ちょっと。昔、地域のローカルテレビ局でよくCMを流していた真木温泉方面に向かい、閉鎖されている冬期間以外なら、標高1560mの大峠まで車で行くことができます(大峠まで舗装道路。10台分ほどの駐車スペースあり)。
電車では大月駅まで特急でこれも1時間ちょっと。鈍行では2時間弱かかり、駅前から「ハマイバ前」行きのバスで終点下車。舗装された林道を約10km、標高差約820m(標高740m→1560m)歩くと大峠に到着します(料金がかかってもよいならタクシーを利用してもよいかも)。大月駅前にはpippaのレンタサイクルが3台ほどありましたが、電動ではないので、坂を登るのはなかなかキツイかも。
下山は更に速く25分で済んでしまったので、物足りない場合は、大峠から向かい側の黒岳や大蔵高丸、牛奥ノ雁ヶ腹摺山を挑戦してもよいかもしれませんが、こちらの方は距離がもうちょっと厳しくなります。下山後は、真木温泉で汗を流すのもおススメです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 1.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 1.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2023/03/23
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