昭和レトロな街並みのジオラマ模型は見応えがあります!
- 4.0
- 旅行時期:2022/12(約3年前)
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by hiroさん(男性)
池袋 クチコミ:33件
『豊島区立郷土資料館』は、東京23区内有数のターミナル駅のひとつ「池袋駅」西口エリアのシンボル的な建築物である東京都の施設「東京芸術劇場」西側敷地に面して南北に通る「劇場通り(都市計画道路補助73号線)」沿いの「池袋消防署・池袋都民防災教育センター(池袋防災館)」に隣接する豊島区西池袋2丁目に位置する愛称が”IKE・Biz(イケビズ)”と称する「としま産業振興プラザ」7階フロアにある豊島区の歴史・文化・民俗などの郷土資料を展示する豊島区の施設です。
ちなみに「としま産業振興プラザ」は、1984年(昭和59年)に豊島区の公共施設「勤労福祉会館」として竣工しており、『豊島区立郷土資料館』についても「勤労福祉会館」館内にある施設の一部として建物が竣工した当初から現在と同様の7階フロアにオープンしています。
この「勤労福祉会館」建物全体は”きんぷく”の愛称で親しまれていましたが、建物の老朽化に伴い2016年(平成28年)から館内全体が一時的に休館となり大規模な改修工事が実施され2017年(平成29年)に新たな「としま産業振興プラザ」としてリニューアルオープンしています。
『豊島区立郷土資料館』の存在については、リニューアルオープンとなった以前より気になっており機会があれば一度は立ち寄ってみたいと思っていた施設のひとつです。
昨年も池袋エリアを訪れた際に「としま産業振興プラザ」に立ち寄ったもののコロナ禍のため『豊島区立郷土資料館』が長期休館中となっていたため入館できなかった経緯がありましたが、今回はやっと念願が叶い初めて平日の午後に『豊島区立郷土資料館』に入館することができました。
『豊島区立郷土資料館』に入館した際は、1932年(昭和7年)に当時の巣鴨町・西巣鴨町・高田町・長崎町の4町が合併して豊島区が誕生してから90年にあたる節目の年であることから「豊島大博覧会~過去から学び、今日を生き、未来に希望~」と題した区制90周年特別展が開催されており、「池袋駅」周辺を中心に豊島区内の明治期から現在に至るまでの時代の流れと共に変貌を遂げてきた街の様子がジオラマ模型および映像などを用いて展示されているので分かり易く楽しむことができました。
特に昭和初期である太平洋戦争突入以前の1930年代に「池袋モンパルナス」と称されたアトリエ村のジオラマ模型、太平洋戦争終戦直後の焼け野原となった「池袋の闇市」から1960年代(昭和30年代後半から昭和40年代前半)の「池袋駅東口および西口周辺」さらに現在の「Hareza(ハレザ)池袋」となる以前の3棟並んでいた「旧豊島区役所・豊島公会堂・旧豊島区民センター」などのジオラマ模型の展示は見応えがあり、昭和生まれの方には懐かしさも加わりタイムスリップしたような気分も味わえるのでお薦めできます。
また豊島区制100年に向けた「池袋駅」周辺の再開発事業計画などに関する情報も紹介されており、2014年(平成26年)に「日本創成会議」によって少子化および人口流出をきっかけとして2040年までに自治体として存続できない可能性のある地域とされる消滅可能性都市」(全国896自治体)が発表された中で東京23区で唯一ランキングに入ってしまった豊島区の今後における魅力ある街づくりに関する区政の取り組みについて本気度も伝わり「池袋駅」周辺の街並みがどのように変化していくのか今後も注目していきたいと感じました。
機会があれば、再度『豊島区立郷土資料館』に立ち寄りじっくりと時間をかけて豊島区の歴史などを学んでみたいと思います・・・
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 池袋駅西口エリアの劇場通り沿いとなる池袋消防署の隣りのビルです。
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 入館は無料です。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 平日の午後に入館しましたが、見学者はまばらにいる程度でした。
- 展示内容:
- 4.0
- 豊島区の歴史・文化・民俗などの郷土資料を展示しており、昭和レトロな池袋駅周辺のジオラマ模型は見応えがあります。
- バリアフリー:
- 4.0
- 気になる段差はなく、7階までエレベーターを利用します。
クチコミ投稿日:2023/02/23
いいね!:5票
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