大平山はおよそ60年前に消滅しています
- 4.0
- 旅行時期:2022/12(約1年前)
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by ドクターキムルさん(男性)
鎌倉 クチコミ:61件
鎌倉市と横浜市の市境にあった両市の最高峰であった大平山はおよそ60年前の昭和38年(1963年)に消滅してしまっている。
かつての大平山は鎌倉カントリークラブのクラブハウスがある場所の直ぐ南にあった。
標高は等高線で162mから164mの間に山頂があったが、その値は調べたが見付からなかった。かつては、鎌倉市と横浜市の最高地点・最高峰は160mを僅かではあるが越えていたのだ。
現在、鎌倉市と横浜市の市境が北側から下りて直角に東に曲がっているがここが大平山の頂上を示している。大平山は消滅したが市境はそのまま残っているのだ。
かつての大平山は現在では大平平(おおひらだいら)となっており、岩場の広場の地盤にはショベルカーのショベルの爪跡がしっかりと残っている。
現在も大平山があるように記載された地図やガイドブック、ブログが多く見られるがこれは皆間違いか嘘である。
また、鎌倉市が159.2mの標高を掲示している場所は大平山があったところから100mほど離れた、160.5mあった別の山であったが、その後、鎌倉カントリークラブの駐車場が建設され、山半分が掘削され、高さも低くなってしまっている。
横浜市の最高地点はかつての大平山からおよそ350m離れた峠の茶屋が建っていた横浜市の市道の傍にある159.4mの場所である。
おそらくは、かつての大平山からは六国の国々が見え、それ故に六国峠と呼ばれていたのであろう。
もちろん、富士山のビュースポットであったに違いない。
今泉不動から上って来る街道はかつての大平山の山頂で天園ハイキングコースとなっているかつての街道に通じていたのであろう。
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- 見ごたえ:
- 2.0
クチコミ投稿日:2022/12/21
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