英勝寺の伽藍配置は壽福寺を真似たもの
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- 旅行時期:2019/10(約6年前)
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by ドクターキムルさん(男性)
鎌倉 クチコミ:61件
鎌倉市扇ガ谷1にある水戸徳川家の尼寺である英勝寺の伽藍配置は珍しいとされる。
「東光山 英勝寺 拝観のしおり」には「英勝寺の地は、古くから亀ヶ谷、扇ヶ谷などと呼ばれてきました。平安時代、ここには源頼朝の父義朝の屋敷が建っていました。しかし、没後は義朝の霊を祀る亀谷堂に、鎌倉時代の初めには寿福寺に変わりました。」とあり、英勝寺は壽福寺の境内に創建されたとしている。寺伝では太田道灌の屋敷跡に英勝寺を建立したのではないのである。
隣の壽福金剛禅寺は源頼朝の菩提を弔うために創建された七堂伽藍を備える大寺であった。しかし、元々、頼朝の父・義朝を祀る岡崎堂があった。そのために、壽福寺の本堂は右に折れた先にあった。
この壽福寺の伽藍配置を真似たのが江戸時代の始めに創建された英勝寺である。浄土宗寺院であるが仏殿は禅宗様で、床は石敷である。また、西に観音堂を建てている。
英勝寺は鎌倉では一番創建時の伽藍が残っているお寺である。
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- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2022/11/16
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