養父崎神社

御島廻式のハイライト、御鳥喰式(おとぐいしき)が行われる神社

3.5
旅行時期：2022/04（約2年前）

by たびたびさん（男性）

宮島・厳島神社クチコミ：142件

厳島神社の祭神は、宗像三女神である市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命。新たな御鎮座地を瀬戸内海で探されるのですが、目に止まったのは厳島。そして、厳島では神烏に導かれて、現在の厳島神社の地を定めたという逸話があり、これに基づいて行われるのが、船で宮島の七浦の神社を廻る神事、御島廻式です。
時計まわりで、長浜神社から始まって、杉之浦神社（第１拝所）、包ヶ浦神社（七浦外）、鷹巣浦神社（第２拝所）、腰少浦神社（第３拝所）、青海苔浦神社（第４拝所）、養父崎浦神社（七浦外）、山白浜神社（第５拝所）、須屋浦神社（第６拝所）、御床神社（第７拝所）の順。
この養父崎神社は、霊鴉神（ごがらすのかみ）をお祀りし、神事の際は、御鳥喰式(おとぐいしき)が沖合で行われます。これは、海上に御幣と粢団子を供えると神烏がやってきて、団子をくわえて行くというもの。御島廻式のハイライトの場面です。
なお、神社はごろんごろんと大石が重なり合う海岸から背後の森につながる境目。鳥居がいくつか立っていて、個性的です。