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氷見市漁業文化交流センター

美術館・博物館

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ココ、ガイドさんの説明が面白かった。

  • 4.5
  • 旅行時期:2022/05(約4年前)
nichiさん

by nichiさん(男性)

氷見 クチコミ:12件

入場は無料です。
氷見に漁業に関する展示施設です。
元々は道の駅だった建物だそうです。

天井には巨大な定置網。
天井が黒いから判りにくい、、、

氷見にある定置網の模型がありました。
何でこんな複雑な構造になっているか?

富山湾は天然のいけす
えっ?
それどういう意味??

①富山湾の南には3000m級の山々があって、富山湾に流れてくる水は、魚のエサとなるプランクトンが豊富。
②大陸棚から湾奥部に向かう斜面に「ふけざわ」と呼ばれる海底谷があり、ここにプランクトンが集まるのでそれを食する魚が多い。
川の水が流れ込む沿岸表層水、その下に対馬海流の暖流、その下に水温1度以下の深層水、という3層構造の海になっている。
③漁場と市場が近く、魚が新鮮。

ふーん。
こういった理由なんですね。

そもそも氷見の定置網漁は、定置網発祥の地なんです。
知らなかった~
それも、1573年頃、ワラを材料にしたワラ台網が敷設されています。
これ、織田信長全盛期ですね。
その後改良が続けられ、現在氷見沖には大型定置網が16カ統、小型定置網が29カ統と大小45カ統の定置網が周年操業しています。

そもそも定置網って固定で設置されているものなんですね。
設置したり外したりしているのかと思ってました。

大型定置網は、氷見沖2~4km、水深40~70mのところに張られ、漁場までの時間は約20~30分と近いです。

ざっくり分類すると、4種類の網が複雑に構成されています。
①魚を囲い網に誘導する網。
②魚が最初に入りこみ、回遊する溜り場となる網。
③一旦網に入った魚が、容易に外へ出ないための網。
④魚をとり上げる網。

で、上記②の中でも、泳ぎの活発なブリのような回遊魚と、ゆったり泳ぐ磯系の肴がそれぞれ入る網が工夫されています。

この説明、面白かった~
ガイドさんに丁寧に教えて戴きました。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)

クチコミ投稿日:2022/08/13

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