ほたるいかについて、色々知ることができました。
- 4.0
- 旅行時期:2022/05(約4年前)
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by nichiさん(男性)
滑川 クチコミ:5件
滑川駅から徒歩で10分弱。
ほたるいかミュージアムに到着です。
入り口には凄い人。
チケットを買う行列です。
駐車場も入場待ちの車が並んでます。
人気あるんだな~
820円×2枚。
滑川のホタルイカの歴史から学びましょう。
江戸時代はコイカと呼ばれており、加賀藩の産物として記録されています。
その頃は、スルメイカの子供と考えられていたようです。
明治中期、コイカは蛍烏賊とも呼び、「蛍のごとく光を放つ」との表記があるようです。
明治38年(1905年)東京帝大教授が標準和名として「ホタルイカ」を採用し、この呼称が一般的になりました。
ホタルイカの垂直行動???
普段、ホタルイカは水深200mから600mの深い海で過ごしてます。
夜間はプランクトンを求めて水深30mから100mの浅い所にやってきます。
春から初夏の産卵時、メスは200m付近に集まり、夜間になると産卵と為に浮上します。
1回に約2000個の卵を5回に分けて生みます。
寿命はたった1年のホタルイカ。
大変な一生ですね。
そもそも1日で300mもの垂直移動をするホタルイカ。
体長僅か9㎝です。
人間で換算すると、4800mの上下移動を毎日行っていることになります。
温度差、気圧差だけでも大変でしょうね~~
産卵期の春、水深200mでは水温は約2度。
でも水深50mでは水温は約10度。
水温が6度以下ではふ化できないため、浅いところに上がってくるんですね。
ホタルイカ漁の様子も色々知ることができました。
ホタルイカの習性を利用した定置網漁で、産卵を終えたホタルイカだけを漁獲しています。
この漁の様子を見る、夜中から早朝にかけての漁協主催ツアーがあったのですが、気が付いたときはすでに売り切れでした。
最後にこの博物館の目玉であるホタルイカ発光ライブショーに並びます。
約1時間並んでホタルイカ発光ライブショーの会場に入りました。
会場は半円形の階段状。
一番下のステージの部分に水槽があり、そこに網が見えます。
会場には数十名のお客様が入場。(50名弱ぐらいかな?)
まずはスクリーンに上映されるホタルイカ漁の様子を拝見します。
それが終わるといよいよホタルイカの発光ライブです。
小さいお子さんは水槽の前に集まり、後で水槽が見えない方は見える場所にそれぞれ移動を促されます。
スタッフの案内でより期待感が増します。
「光るのは短い時間ですので、皆さん、水槽が見える場所に移動しましたね。」
「場内は真っ暗になりますから足元には注意してくださいね。」
ここで消灯。
「では皆さん、いいですか? まばたき禁止ですよ?」
「せーの!!」
という掛け声とともに網が引かれ、ビックリしたホタルイカが一斉に光ります。
会場内には驚きと感動の「おーーーーーっ!」という声。
静かで神秘的で落ち着きのある蒼い光を見ることができました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2022/07/19
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